Tuesday, December 26, 2006

熱海市の財政危機宣言

熱海市が財政危機宣言を出しました。熱海市の財政は危機的な状況にあり、試算によれば、このままの財政運営を行えば、数年で財政再建団体に転落する恐れがあるということです。財政再建団体に転落するというのは、企業の破産法の適用と同じで、市が破綻するということです。そのために、この危機的現状を市民に伝えたうえで、そうならないための対策を講じてゆくというのが市長の考え。

個人的には正しい戦略だと思います。多くの熱海市民は、市の財政状態が悪いとは思っていても、どこまで悪いのかは認識していませんでした。今回の財政危機宣言により、多くの市民があらためて現状を認識しました。そして、この状況を改善できる対策が講じられることを新市長に期待しているのです。

観光業界や温泉組合などは、熱海のイメージダウンだとして市長に対して財政危機宣言の撤回を強く求めていますが、はたして、財政危機宣言により本当にイメージダウンするのでしょうか。既に、この10年で宿泊客の数は大幅に減少しており、これは観光地熱海の魅力が失われてしまっていることを反映しているのだと思います。イメージダウン云々言って市長の足を引っぱるよりも、市民・企業・行政が一丸となって、様々な立場から、熱海再生に取り組むときではないでしょうか。