日経平均レバレッジ・インデックスとは?


日経平均レバレッジ・インデックスとは?

日経平均レバレッジ・インデックスは、日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算されている株価指数です。2001年12月28日を基準日としており、この日の日経平均株価を10,000ポイントとして、日本経済新聞社が算出・公表しています。

日経平均株価が前日比で3%上昇した場合は、日経平均レバレッジ・インデックスはその2倍の6%上昇します。一方、日経平均株価前日比で3%下落した場合には、日経平均レバレッジ・インデックスはその2倍の約6%下落します。

 

レバレッジとは

レバレッジとは英語のleverageのことで、「梃子の作用」を意味しています。金融業界では、小さな金額で大きな効果を得られる仕組みの金融取引や金融商品に使われます。

例えば、為替の証拠金取引では、証拠金倍率が10倍であれば、100万円の証拠金と差し出すことで、その10倍の1000万円の為替取引が可能になります。この取引では、10倍のレバレッジが効いているということになります。

証拠金取引では、証拠金倍率のことをレバレッジと呼び、この上限をleverage limitations(レバレッジ制限)と言います。

日経平均レバレッジ・インデックスのケースでは、同指数の値動きは、基になっている日経平均株価の騰落率の2倍になるように計算されているため、2倍のレバレッジが効いた指数ということになります。

 

日経平均レバレッジ・インデックスの推移

日経平均レバレッジ・インデックスの推移

日経平均レバレッジ・インデックスの推移(データ:日本経済新聞社)

日経平均レバレッジ・インデックスをベンチマークとするファンドの例:

2017年10月末現在、東京証券取引所には、次の5本の日経平均レバレッジ・インデックスに連動する投資成果を目指すETFが上場しています。