為替リスクとは、どのようなリスクですか?


為替リスクとは

海外の株式や公社債に投資する投資信託では、たとえ外貨建ての株式や公社債の価格に変化がなくても、外国為替レートが変動することによって、投資信託基準価額は影響を受けます。これを為替リスクと呼びます。

 

為替リスクの例

ここでは、シンプルに、基準価額が10,000円のファンド(Aファンド)が、1ドル=100円の時に、米国の株式を100ドル分購入したケースを考えてみましょう。シンプルにするために、税金や手数料などは考慮していません。また、ファンドの純資産総額も10,000円とします。

スタート時点でのファンドの基準価額は10,000円とします。

ファンドは、この10,000円を使って、1ドル=100円の時に、米国株式を100ドル分購入します。 その後、購入した米国株式の株価に変化はなかったものの、ドル高円安が進み、1ドル=120円になりました。すると、 ドル・ベースでの資産の価値は100ドルで変らないものの、円換算すると、資産価値(=ファンドの基準価額)は100ドル×120円=12,000円になります。投資した米国株式は値上がりしていないのに、投資家の資産は2,000円増えたことになります。

反対に、ドル安円高が進み、1ドル=80円になったとします(ここでも米国株式の株価は変らなかったとします)。すると、円・ベースでの資産の価値は100ドル×80円=8,000円と、2,000円減少したことになります。

 

購入時 円安 円高
ドル・ベースでの資産の価値 100ドル 100ドル 100ドル
為替レート 1ドル=100円 1ドル=120円 1ドル=80円
円・ベースでの資産の価値=ファンドの基準価額 10000円 12000円 8000円

 

このように、ドルやユーロなど外貨ベースでの資産価値が変らなかったとしても、為替レートが購入時よりも円安になると、ファンドの基準価額の上昇要因になります。反対に、円高となると基準価額の下落要因となります。 国内において超低金利が続いているため、高利回りの外貨建て資産に投資する投資信託が人気のようですが、外国為替レートの変動は大きく、その変動を予測するのはとても困難です。外国の資産に投資する投資信託を購入の際には、ファンドが為替ヘッジを行なうのか、行なわないのかなど、為替リスクに対するファンドの方針を目論見書で確認することが重要です。