外国籍投資信託の株式型米州地域型ファンドとはどのようなファンドのことですか。


外国籍の投資信託のうち、株式を中心に運用するファンドを「株式型」ファンドといいますが、この中で、特定の地域に的を絞って投資するファンドを「地域別型」ファンドと呼びます。更に、この地域別型ファンドの中で、米州の株式を主な投資対象としているファンドを、日本証券業協会では「株式型・地域別型・米州地域型」ファンドと定義・分類しています。米州とは北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、カリブ海諸島を指します。

この分類のファンドには、米国の株式全体市場に分散投資するファンド、カナダの株式に分散投資するファンド、両国に投資するファンドなどがあります。また、米国のグロース株あるいはバリュー株に分散投資するファンドのように、特定の投資スタイルに従って運用するファンドやIT関連、ヘルスケア関連など特定のテーマにそって銘柄選択を行なうファンドなど様々なものがあります。更に、最近では米国のREIT不動産投資信託)に投資するファンドも登場しています。

なお、投資信託の運用手法は、大きくアクティブ運用とインデックス運用に分けられ、日本の追加型株式投資信託の分類においては、「インデックス型」という分類が設けられています。しかし、外国籍投資信託の場合は、証券業協会の分類においては「インデックス型」が設けられていません。このため、「米州地域型」の中にはアクティブ運用のファンドもインデックス運用のファンドも含まれています。

米州地域型の代表的ファンドの一つとして「ジ・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ」が挙げられます。同ファンドは1933年に米国で設定されたファンドで、既に70年以上も運用が続いており、日本で販売登録されている外国籍投資信託の中で最も古いファンドです。同ファンドを運用するキャピタル・グループの前身であるキャピタル・リサーチ・アンド・マネジメント社は1931年にジョナサン・ベル・ラブレース氏(Jonathan Bell Lovelace)により設立されました。残念ながら、この「ジ・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ」については、2008年12月現在、日本国内での募集は行なわれていません。

米州株型のもう一つの代表的ファンドとしては、「バンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド」が挙げられます。このファンドは1960年10月3日に米国で設定されたファンドで、日本では2000年にマネックス証券によって販売が開始されました。同ファンドはインデックス・ファンドで、時価総額が10億ドル以下の小型株約1700銘柄を投資対象として、米国小型株の指標であるラッセル2000インデックスに連動した運用成績を目指すファンドです。同ファンドを運用するバンガード・グループは世界最大規模の運用会社であり、品質の高いローコストの投資信託を販売する会社としても有名です。このような米国を代表するファンドに投資できるのも、外国籍投資信託のメリットの一つだと言えるでしょう。