不動産投資法人のグローバル・オファリングとは?


不動産投資法人による、「グローバル・オファリング(global offering)」とは、不動産投資法人が新しい建物等の取得などのために資金を調達するにあたって、日本の投資家向けだけでなく海外市場の投資家向けにも投資の勧誘を行ない、新たな投資口を募集や、既存の投資口の売出しを行なうことです。

グローバルは英語のglobalで「全世界の」、オファリングは英語のofferingで「募集」を意味しています。グローバル・オファリングにおいて、海外のどの国や地域を対象とするかは、各不動産法人の案件により異なりますが、一般に米国や欧州を中心に行われることが多いようです。

なお、金融商品取引法第2条第3項において、有価証券の募集は、「新たに発行される有価証券の取得の申込みの勧誘のうち、①多数の者を相手方として行なう場合、②勧誘対象者が適格機関投資家や特定投資家のみに限定されていない場合」と定義されています。

また、有価証券の売出しは、金融商品取引法第2条第4項において、「既に発行された有価証券の売付けの申込み又はその買付けの申込みの勧誘のうち、①多数の者を相手方として行なう場合、②勧誘対象者が適格機関投資家や特定投資家のみに限定されていない場合」と定義されています。

例えば、「○○不動産投資法人がグローバル・オファリングで、最大90,000口(うち40%が海外募集を予定)を発行し、250億円を調達する」といった発表があった場合、この不動産投資法人は、日本と海外の両方の投資家に対して、投資口の勧誘を行なうことで、最大90,000口の投資口を販売して、それにより250億円の資金を調達する計画であることを意味しています。このグローバル・オファリングのケースは新投資口の募集(販売)であり、これにより投資法人の発行済投資口数は増加します。