受託会社の役割は何ですか?


受託会社の役割とは

投資信託の運営において、受託会社の役割は信託財産の管理、処分を行うことです。これは信託法により定められています。

契約型)投資信託においては、証券会社や銀行などの販売会社によって集められた投資家の資金は、投資信託会社委託会社=運用会社)から受託会社に信託され、受託会社が信託財産として個別に管理しています。これを信託法では分別管理義務と呼びます。

受託会社は信託銀行や信託業務を行う銀行のことで、投資信託会社(委託会社)の運用指図に従って信託財産の管理、処分を行い、信託財産の計算を行っています。

投資信託の基本

 

注意義務と忠実義務

受託会社は、信託法により「受託者は、信託事務を処理するに当たっては、善良な管理者の注意をもって、これをしなければならない」という注意義務と「受託者は、受益者のため忠実に信託事務の処理その他の行為をしなければならない」という忠実義務が課せられています。