投資の世界では100%確実という言葉が当てはまるものは少ない。株価は日々変動するため将来の株価がどうなるかを期待したり予想したりすることはできるが、必ずしもその通りになるとは限らない。予想どおり値上がりして利益を得ることができるかもしれないが、値下がりで損失を被るかもしれないわけで、その不確実性をリスクと呼ぶわけである。投資信託は、株式、債券のように価格の変動する商品に投資するため運用成果が100%確実に保証されているものではない。したがって、投資信託のリスクとは、運用が期待通りの成果(リターン)をあげることができなくなる可能性のことである。
一般的に、高いリターンを目標に掲げているファンド程、その分だけリスクも高く(ハイ・リスク、ハイ・リターン)期待した成果を達成できなくなる可能性も多くなる、反対にリスクをできる限り抑えて運用する方針のファンドに、高いリターンを期待することはできない(ロー・リスク、ロー・リターン)が、目標とする成果を達成できなくなる可能性は少ないというもの。高いリターンが期待できて、かつ、リスクも低い(ロー・リスク、ハイ・リターン)なんていう上手い話はそうあるものではないと覚えておきましょう。ちなみに、銀行預金は(最近は銀行も倒産する時代ですから、保険でカバーされている一行あたり1千万円までに限定されますが)100%確実に期待に応えてくれますが、リターン(利率)は雀の涙程度であることはご存知のとおり。
リスクとリターンの関係
一般に、高いリターンの期待できるファンドのリスクはより高い傾向にあります。ハイリターン・ハイリスク、ローリターン・ローリスクの関係にあるということをしっかり覚えておきましょう。リスクが低く高いリターンが期待できるといった都合のよい金融商品はありません。
ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンの概念を図にすると次のようになります
