商業株型のファンドは主に商社や卸・小売業の関連企業の株式に投資するものです。中にはサービス関連企業の株式に投資するファンドもあります。
商社は貿易や商取引のほかに、事業投資を行って自ら投資先の企業の経営に参加することによって得る収益のウェイトが高まっています。資源開発、発電事業などの海外事業を手がけ
ている総合商社などはアジアをはじめとする諸国の経済事情、それに加え、 専門商社は特に取扱商品の業界動向に大きく左右され、最近では特に情報通信産業の動向などが注目されています。また、為替も株価を動かす大きな要因のひとつで、国内の総輸入額の半分以上が商社を通じて扱っていることか
ら、全般に円高に強い業種と言われています。
小売業は百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどがその代表格ともいえますが、個人消費の動向がストレートに反映する業界です。 特に、売上の中心は百貨店が衣料品、スーパーは飲食料品のため、百貨店の 方が景気の影響をより強く受ける傾向があります。また、小売・サービス関連企業の株式に投資するファンドの上位組入銘柄には、コンビニエンスストアの名前が多く見られます。コンビニエンスストアは新規出店のほかに、イ ンターネットによるサービスの拡大など、新しいサービス形態に注目。
最近ではソフト、コミュニケーション関連企業をはじめ、対事業所・対個人サービス業など各方面のサービス関連企業の株式を組み入れているファンドも多く、商品戦略、情報・物流戦略、商品調達力などが強く求められる業種でもあります。一番大きな鍵は消費者の幅広いニーズに対する業界全体の柔軟な対応であると言えるでしょう。