電機・精密株型のファンドは主に電気機器、精密機器関連企業への株式へ投資する投資信託です。中には電線、フィルム製品などの関連企業の株式も投資対象に含んでいる投資信託もあります。
この業界の業績は、半導体の需給、市況動向と、為替動向に大きく左右されます。近年、情報通信関連分野の商品の成長率が著しく、それに関連する半導体等のデバイスが企業収益の鍵を握るようになったからです。電子部品
は家庭電気機器をはじめとする全ての電気製品に関わる重要な製品で、特に 半導体はその過半をコンピュータ業界が消費しています。ですから、パソコ
ン市場の動向が電機業界の業績を左右する要素を持っていることも確かです。 また、元来、精密機器と言えばカメラや時計と言われてきましたが、現在で
はこれらに加え、半導体製造器と測定・測量器が大きな位置を占めるように なりました。精密機器業界は半導体製造装置の生産動向が株価にも影響する
ポイント。さらには両業界とも輸出比率が高い産業。海外生産拠点を持つ企 業も多く、為替の動向はチェックが必要となります。
ファンドの長期的な成長を見る点では、国内需要の鍵としてやはり個人消費があげられます。家庭電気機器をはじめとする耐久消費財の売り上げや、 住宅ローン減税などの各種政策に関連した家電の需要などをチェックするこ とをお勧めします。さらに新商品の話題などにも注目しましょう。例えばソ ニーが2000年3月に発売した新ゲーム機「プレイステーション2」は業界全体 を牽引し、新市場を切り開きました。当然株価にも大きな影響が見られまし た。製品の投入により生活スタイルの提案を行ってきた家電業界は、今後ハ ードとソフトの両面で新市場を創造する力を期待されています。