国際的な商品である金は世界の需給のバランスによって、ロンドン、ニュ ーヨーク、チューリッヒ、香港、東京などをはじめとする世界各地で公正な 価格で取引されています。その中でも金現物の指標となる価格を決定するの が1666年開設という伝統を誇るロンドン市場で、ここでフィキシングされた値が世界の金価格の指標的役割を果たしています。金は、前述にもあるように、 国際的には1トロイオンスあたりの米ドル建てで取引され、日本国内での店頭表示価格は海外市場の価格を基に、ドル建てから1グラムあたりの円建てに換算されます。国内の金相場は、世界の4大金市場であるロンドン、チューリッ ヒ、ニューヨーク、香港の値がベースになっているため国際価格を反映しているのと、単位がグラム表示であるため、その価値がはかりやすくあります。 田中貴金属工業のサイトでは、この金価格のほかに銀とプラチナの価格と前日比、税抜価格が見ることができ、金・銀・プラチナの税抜小売価格変動グラフを見て推移を調べることもできます。
A金需給動向・・・世界と日本での金の需給動向ゴールドファンドの投資対象銘柄が世界各国の金鉱株であることから、世界の金の需給動向を知っておかなくてはなりません。日本地金流通協会のサイトでは、この需給関係が掲載されており、特に供給面で、金の鉱山生産量、公的部門からの純売却量、古金スクラップ、ヘッジ、退蔵放出に分けて見ることができ、需給の内訳を知ることができます。金価格の変動に照らし合わせ、需給にどのような動きがあったかを知ることができます。また、資源エネルギー庁資源・燃料部鉱物資源課の貴金属流通統計調査より、日本国内での需給実績も掲載しており、国内での金の需給動向と輸出入の変化をたどることができます。
国際株式に投資するファンドは必ず為替に影響を受けますが、ゴールドフ ァンドは特にその影響が大きく、チェックする必要があります。前述にもあるように、金価格は通貨の変動に大きく左右されます。ゴールドファンドへの投資を検討している場合は、為替ヘッジの有無も考えなくてはなりません。 その際には為替差益が生じることから、為替見通しも重要な判断材料となり ます。為替を見る場合には円・ドルだけでなく、通貨全体の見通しを含めて 円・ユーロ、ドル・ユーロなどのクロスレートで相場を把握することをお勧めします。
一口にゴールドファンド、あるいは貴金属関連銘柄、資源株を中心に運用するファンドといっても、各商品の中身は異なります。このことからどのよ うな投信会社でどういった商品があるのか比較することも重要です。また、 投信評価会社で各ファンドにどのような評価をしているのかを見ることも、 選考材料のひとつにすることができます。モーニングスター社のファンド検索で「ゴールド」「資源」などのキーワードで検索すると該当するファンドの詳細を見ることができます。