@社会保険支払報酬確定状況 A医療施設動態調査月報 Bライフサイエンス関連予算 C業種別株価指数 D投資信託評価
@社会保険支払報酬確定状況・・・医療機関に支払われる診療報酬の件数と金額 会社の従業員などの被保険者は、保険者である健康保険組合などに加入し ています。被保険者やその家族が医療機関に行って治療を受けると、その医療費は診療報酬という形で医療機関から支払基金に請求されます。この公的な機関である社会保険診療報酬支払基金では、診療報酬の支払件数と金額、 および前月対比と前年同月対比を月次で発表しており、この数字から保険種 類別、医科・歯科・調剤などの項目別に医療費の現状を把握することができます。中でも注目したい部類が老人保険です。老人保健制度は、本格的な高 齢化社会の到来に備えて、壮年期からの健康づくりと、増大する老人医療費 を国民が公平に負担することを目的に、市町村を実施主体として昭和58年2月 から実施されました。この支払状況で全体に占める老人医療費の割合を知ることができ、その推移も見ることが出来ます。医療制度改革などの医療行政見なおしで、こうした数字がどのように変化をし、成果をあげているかもあわせてチェックしたいところです。
厚生省が発表する医療施設動態調査月報は、厚生統計協会が都道府県別、 開設者別の状況をサイトで掲載しています。都道府県別、指定都市別、分類別に施設数と月末病床数、その増減を見ることができ、国内の医療施設の設置状況を把握できます。特に医療機器メーカーは医療施設が増加すれば、そ れだけ医療機器の受注が多くなります。また、新薬に力を入れる製薬業と同 じように、医療の効率化を目指した機器を開発し、医療施設と患者のニーズに応える姿勢が重要です。既存の医療施設が新機器を導入することも考えれ ば、医療施設数が減少することは、医療機器関連企業にとっても好ましくあ りません。高齢化社会が進む中で病気を持つ高齢者が増える中、施設数と病 床数が減少しては、医療サービスの供給不足が起きてしまいます。もちろん 医療施設数が大幅に増減することはありませんが、医療の現場状況の資料のひとつとして見ておきたい統計です。
Bライフサイエンス関連予算・・・バイオ政策遺伝子情報を利用したライフサイエンス(生命科学)分野は21世紀のハイ テク産業の中心となると言われています。日本はバイオベンチャー企業数が 米国の1割程度という事実からもわかるように、欧米に比べ、技術力の面で 後れをとっているとの見方が強く、研究開発の強化が必要となっています。 この研究開発の効率化を目指し、国でもバイオ施策に力を入れています。ラ イフサイエンス推進議員連盟では、総会報告としてその予算概況をHPで発表 しており、バイオテクノロジー研究開発推進の度合いを見ることができます。
業種別株価指数とはTOPIX(東証株価指数)を補完する指数の一つで、東京証 券取引所の市場第一部上場銘柄を、総務庁統計局の定める「日本標準産業分類」により、建設、化学、電気機器等の33業種に分類し、それぞれの業種の株価指数を算出したものです。ヘルスケア型のファンドのほとんどが医薬品関連銘柄を投資対象とするフ ァンドですので、医薬品の業種別株価指数と、精密機器銘柄に医療機器が含まれている場合も多いので精密機器の業種別株価指数をチェックすることが 大切です。東京証券取引所のホームページでは、ヒストリカルグラフを描く ことができます。
一口にヘルスケア型ファンド、あるいは医薬品関連銘柄、株を中心に運用 するファンドといっても、各商品の中身は異なります。このことからどのよ うな投信会社でどういった商品があるのか比較することも重要です。また、 投信評価会社で各ファンドにどのような評価をしているのかを見ることも、 選考材料のひとつにすることができます。モーニングスター社のファンド検索で「ヘルスケア」「健康」「バイオ」などのキーワードで検索すると該当 するファンドの詳細を見ることができます。