インターネットファンドのチェックポイント

インターネット関連のテーマファンドはその名のとおり、データ通信、電子ネ ットワーク、マルチメディア関連企業などのインターネット関連企業の銘柄 に投資するファンドで、国際株式型に分類されているファンドが多いのが特徴です。

 

インターネットは日本でも急速に普及し、かなりの速度で生活に定着しつ つあります。インターネットをテーマにしたファンドが設定されてきた背景 には、コンピュータの低価格化、eマーケットプレイスの拡大、またそれが 企業によるITへの投資やコンピュータ業界の雇用の拡大を促したため、イン ターネット市場が急速に発達したことがあげられます。米国では商務省が、 「デジタルエコノミー」というレポートを2年前から発表しており、2000年 6月に出された「デジタルエコノミー2000」では、インターネットユーザー がこの6年間で平均120%近い伸びを続け、特にヨーロッパやアジア太平洋地 域で高い伸び率を示していることが述べられています。このレポートの一部 分だけでも、いかに速い速度でインターネットが普及しているかがわかります。

 

インターネット業界の現状は米国のNASDAQ市場が一番反映していると言え ます。NASDAQはインターネット関連企業を中心としたハイテク企業が上場し ている証券市場で、日本でも米証券業協会とソフトバンクがそれぞれ50%ずつ 出資して、ナスダック・ジャパンが資本金6億円で1999年6月に設立されまし た。ナスダック・ジャパン市場は、ナスダック・ジャパン株式会社と大阪証 券取引所との業務提携に基づき、大阪証券取引所内の既存市場から独立およ び並存する市場として、2000年6月19日より取引が開始されていますが、まだまだ米国市場には程遠いのが現状です。

 

インターネットテーマファンドは、米国のマルチメディア関連企業銘柄を 中心に投資が行われています。株価高騰で一躍有名となったヤフーや、日本 進出が話題になったアマゾンドットコムなど、よく知られている企業の銘柄 を含んでいるものもあります。このファンドで一番注意したいのは、単にイ ンターネット関連企業であるというだけで、投資家が市場にお金をつぎ込ん でいないかどうかということ。もちろんこのファンドのRR(リスクリターン) 分類は4程度が多いため、値動きの大きい商品であることは予想できると思 いますが、株価機関投資家などの株式のプロが売却に走ると、一般投資家が 株価下落を懸念して関連銘柄が売却するなど、市場全体の株価が下落するこ とがあります。市場の低迷がまったくあり得ないということはないのです。 「インターネットが人気だから」という安直な理由だけで投資するのではな く、検討しているファンドがどういった基準で銘柄を選定しているか、イン ターネット関連企業でも、細かい分類ではどういった企業に力を入れて投資 しているのかを見極めることをお勧めします。

 

 

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