FAQ151 「モメンタム・ファンド」ってどんなファンド?

 

企業の収益、または株価、あるいは両者の成長が加速している銘柄に投資するファンドを一般にモメンタム・ファンドと呼びます。モメンタム・ファンドは、成長が加速している間は、その銘柄を保有し続け、成長の勢い(=モメンタム)が緩和し始めると売却します。そのため、モメンタム・ファンドでは、モメンタムの変動を反映して、比較的短期的な銘柄の入れ替えが行われる傾向にあります。ちなみに、モメンタムとは「勢い」「弾み」という意味の英語です。

 

グラフモメンタム・ファンドは、通常は、業種配分やセクター配分にはこだわりません。一般に、成長企業が中小型株に多いことから、モメンタム・ファンドもこういった銘柄への投資が多くなるため、一般のグロースファンドよりも、値動きが大きくなる傾向があります。また、ハイテクや通信などの一部のセクターに投資が集中しやすいという属性も持ち合わせています。

 

株価の動きを重視したモメンタム・ファンドでは、プライス・モメンタムと呼ばれる一定期間前の終値と当日の終値の差額や変化率といったテクニカル指標を利用し、株価の変動のモメンタム(勢い)を判断します。この時、5日から30日程度のモメンタム指標が利用されることが多いようです。

 

一方、収益成長のモメンタムを重視するファンドでは、売上増加率、利益増加率、ESPモメンタム(1株当たり利益の変化率)などが利用されます。これらを利用した評価を業績モメンタム(アーニング・モメンタム)評価と呼びます。また、収益成長が加速している企業だけでなく、アナリストによる業績予想を継続的に上回る企業、あるいはアナリストによる業績の上方修正が定期的に実施される企業も、モメンタム・ファンドが注目する点です。

 

米国ではPilgrim Baxter、AIM、American Centuryなどがモメンタム運用に強い運用会社として有名です。

 

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