FAQ163 国際株式型のアジア・オセアニア株型のファンドの特徴は?
社団法人投資信託協会では、「約款上の株式組入限度70%以上のファンドで、主として日本を除くアジアとオセアニアの株式に投資するもの」を「国際株式型アジア・オセアニア型」と定義・分類しています。
この分類のファンドは、中国、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、トルコの株式など、特定の国の株式に的を絞って投資するタイプのファンドもあれば、オーストラリアとニュージーランドの株式、あるいは、香港・中国・台湾の株式に投資するファンド、アジア全体に分散投資するファンドなど、投資対象となる国や地域、そしてその投資配分はファンドにより大きく異なります。また、アジア地域のハイテク関連株に投資するファンドのように、アジア・オセアニア地域の株式の中から特定のテーマで銘柄を絞り込んでいるファンドもあります。この数年、非常に関心が高まっている中国関連株に投資するファンドもこのアジア・オセアニア型に分類されています。
他の国際株式型ファンドと同様に、アジア・オセアニア型ファンドにも為替リスクが伴います。しかし、ドルやユーロ市場と比較して、アジア地域の通貨の変動は大きくなる傾向があるため、よりリスクが高い投資対象であるといえます。また、アジア地域の新興諸国を投資対象とするファンドの場合は、新興諸国ゆえのリスクが伴います。例えば、株式市場が成熟していないために流動性が低い、政治不安や経済不振などによる金融市場への影響が大きいなどが挙げられます。実際に、1997年のアジア通貨危機の際には、アジア通貨の大幅下落、アジア諸国による突然の資本規制などにより、多くの投資信託が打撃を受けました。特に、アジアの一国に集中投資するファンドのリスクは、広くアジア・オセアニア地域に分散するファンドよりも高いリスクがあることを認識しておくことが大切です。先進国に投資するファンドと比較すると、より高い経済成長が期待されることから、株価についてもより高い値上がりが期待されますが、為替リスクに加えて、このような新興諸国独自のリスクを充分に理解したうえでの投資が求められます。
なお、この数年非常に人気の高まっているオセアニア(オーストラリアやニュージーランド)の債券に投資するタイプのファンドについては、投資対象が債券であるために、「国際株式型アジア・オセアニア型」ではなく「バランス型」に分類されています。
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