FAQ192 グループ株式ファンドとは?

 

特定の企業グループの株式だけに的を絞って投資するファンドのことを一般に、「グループ株式ファンド」と呼びます。


最初に登場したグループ株式ファンドは、トヨタアセットマネジメント株式会社が2003年11月に設定した「トヨタグループ株式ファンド」でした。その後、2005年10月には、SBIアセットマネジメント株式会社が「ソフトバンクグループ株式ファンド」を設定しています。

 

両ファンドとも、投資対象となる企業群と同じグループに属する運用会社が運用していますが、運用においては時価総額に応じた資産配分を行うといった運用ルールが設けられたパッシブ運用が採用されており、インサイダー取引などの不透明性を排除する形がとられています。

 

例えば、トヨタグループ株式ファンドでは、トヨタ自動車グループの中で、トヨタ自動車をはじめ東京証券取引所に上場している連結並び持分法適用会社22社を投資対象としています。配分はトヨタ自動車に約5%、残りを21社の子会社の時価総額に応じて配分するというパッシブ運用が行われています。

 

一方、ソフトバンクグループ株式ファンドは、有価証券報告書などの公開情報に開示されている関係会社のうち、日本の株式市場に上場又は上場予定の企業を投資対象とするファンドで、銘柄の組入れ比率は、一銘柄の組入比率の上限を25%として、組入れ銘柄の時価総額に比例して決定するというパッシブ運用が行われます。

 

グループ株式ファンドのリスクとしては、集中投資によるリスクが挙げられます。投資対象となる企業の取引相手は、必ずしも同一グループ内に著しく傾いている会社ばかりではないものの、同じ業界に属する企業が多く、そのために例えば、トヨタグループ株式ファンドであれば自動車業界、ソフトバンクグループ株式ファンドであれば、IT・インターネット業界の影響を、組入企業全体が強く受ける傾向にあり、分散投資効果が低いといえます。また、上限は設けられているものの、一銘柄当たりの投資配分が一般の投資信託と比較すると大きくなりがちであり、最大組入銘柄の株価の影響をファンド全体がより強く受ける傾向にあります。

 

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