FAQ200 マイクロ・キャップ・ファンドとは?
時価総額の小さい会社に投資するファンドをスモールキャップファンド、あるいは小型株ファンドと呼びますが、このうち、時価総額が最も小さい企業の株式を投資対象とするファンドを一般にマイクロ・キャップ・ファンド(超小型株ファンド)と呼びます。
ここで使われているキャップとは英語のcapitalization(時価総額)のことで、米国では、通常、時価総額が2.5億ドル未満の銘柄をマイクロキャップ(超小型株)と呼んでいます。日本では、どの規模までの銘柄をマイクロ・キャップとするかにについての共通の定義はまだ存在しておらず、ファンドにより異なるのが現状です。
マイクロ・キャップ・ファンドは、時価総額がかなり小さい上場企業や店頭登録銘柄の中から、創業間もないものの将来大きな成長が期待できる企業、規模が小さいものの、優れた技術力・商品力があり買収の対象となりやすいような企業、特定の市場において高いマーケットシェアを持っている、あるいは獲得が期待できる企業などを投資対象とします。
日本の株式において時価総額下位100社を見ると、その多くがJASDAQ、ヘラクレス、マザーズなどベンチャー企業や新興企業を対象とする市場に上場している銘柄となっています。
規模が小さいということは、流動性が乏しく、株価が乱高下する傾向が強いため、リスクは極めて高い投資対象と位置づけられています。しかし、一方で、株価の成長期待はかなり高い企業が多く、ハイリスク・ハイリターン型の投資対象です。
マイクロ・キャップ・ファンドとしては、2003年12月に設定されたレオス・マイクロキャップファンド(私募投信)、スパークス・超小型株・ファンド(単位型株式投資信託)、スパークス・超小型株・ファンド 2005-01(単位型株式投資信託)、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの「一寸法師ゴールドマン・サックス日本小型/新興株ファンド」(追加型株式投資信託)が挙げられます。
一寸法師を運用するゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社では同ファンドの目論見書において、「マイクロ・キャップ」を組入れ時点において時価総額が小さい企業、「ヤング・キャップ」を組入れ時点において設立や株式上場から日が浅い若い企業と定義しており、一応の目安として、マイクロ・キャップを時価総額500億円以下の企業、ヤング・キャップを設立後15年以内の企業、または上場後3年以内の企業とすると定めています。

