FAQ64. 資産選択のライフサイクルモデルとは?

 

2000年頃から、ライフサイクルファンドと呼ばれる投資信託の設定が目立つようになりました。このライフサイクルファンドと呼ばれる投資信託は、資産選択のライフサイクルモデルを基本に作られています。

 

「望ましい資産構成は、その人の年代によって強く影響をうける」、というのがライフサイクルモデルの基本的な考え方です。

 

具体的には、仕事をしている若いときには収入があり、また今後も収入が見込めるので、金融資産の運用ではより大きなリスクが取れます。金融資産に比べて将来に見込める収入の方がだいぶ大きく、万が一運用に失敗してもその後の収入が金融資産の目減り分を十分に補ってくれるからです。

 

一方、そろそろ引退を視野にいれる年代になると、金融資産運用でとれるリスクの大きさは小さくなってきます。金融資産の額は大きくなる一方、将来に見込める収入の総額は小さくなり、金融資産の運用で失敗してもそれを補うのは容易ではなくなるからです。さらに、仕事を引退すると、生活を支え、また後に続く世代の生活に貢献するために使えるのは、金融資産などだけで、もはや働いていられる収入はありませんから、リスクは極力おさえた運用が必要になります。

 

このような考え方を基本としているため、ライフサイクルファンドでは、通常、年代別のファンドが数本用意されています。 若い世代をターゲットにしたファンド、次の世代をターゲットとしたファンド、リスクを極力抑えたいと考える世代をターゲットにしたファンドという具合です。実際に20代のためのファンド、50代のためのファンドと明記されているわけではありません。株式、債券、短期金融商品の組入れ比率が異なる数本のファンドが用意されているということです。年齢が上がり、取れるリスクが変化した場合には、よりその世代に適した組入比率のファンドの方に乗換えが可能となる仕組みです。この場合の乗換え手数料は一般に低く抑えられていたり、無料であったります。

 

 

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