FAQ72. ファミリー・ファンドとはどんなもの?

ファンドが特定のファンドに投資する形態の商品設計のものをさします。
投資家が購入するファンドをベビー・ファンド、そのファンドが投資するファンドをマザー・ファンドと呼び、これらを総称して「ファミリー・ファンド」と呼びます。
日本においては、投資信託の比較的初期に主流であった毎月設定の単位型投資信託でよく見られた形態ですが、現在は外国株に投資するファンドに、為替ヘッジ付き、為替ヘッジ無しの二つのコースを設け、共通のマザー・ファンドに投資を行うという構造がよく見られます。
ファミリー・ファンドはファンド・オブ・ファンドに似ていますが、マザー・ファンドは投資家が直接購入できない点、また、ファンド・オブ・ファンドが複数ファンドを投資対象とできるのに対し、ファミリー・ファンドでは通常、ベビー・ファンドは当該ファンドのマザー・ファンドにのみ投資を行える点が異なります。
ファミリー・ファンドの利点としては、ファンド・オブ・ファンド同様、小額資金の効率的な運用があげられます。ベビー・ファンドは小規模であっても、マザー・ファンドの規模が十分に大きければ、スケール・メリットが得られるためです。また特に、同じ運用方針に基づくファンドを複数設定する、為替ヘッジを行う以外は同一のポートフォリオを2つ設定するなどのケースでも、それらをマザー・ファンドで一括して運用することで、運用の効率化が図れます。
かつて日本の投信法では、ファンド・オブ・ファンドの設定が不可能だったため、ファミリー・ファンド型が合同運用のメリットを活かすための主流でした。しかし現在は規制も緩和されたため、個別のマザー・ファンドに投資を行う従来のファミリー・ファンドに加え、ファンド・オブ・ファンドの特性も活かし、運用会社各社が、より魅力的で様々なニーズに適応した商品開発を進めています。
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