インタビュー
今回はトヨタファイナンシャルサービス証券株式会社の事業企画グループ 平山偉之氏に、同社が販売する『こんにちは赤ちゃんファンド2002』について話しを聞いた。
『こんにちは赤ちゃんファンド』シリーズは、トヨタファイナンシャルサービス証券のオリジナルファンドとして、同社と野村アセットマネジメント株式会社により開発されたファンドで、国内株式型(一般型)に分類される追加型株式投資信託。シリーズ第一弾の『こんにちは赤ちゃんファンド2001』に続き、今回『こんにちは赤ちゃんファンド2002』が6月28日に設定された。
トヨタファイナンシャルサービス証券のホームページ http://www.toyota-fss.com
『こんにちは赤ちゃんファンド』というのはずいぶんユニークなファンド名なのですが、この名前の由来について教えて下さい。
「投資信託を始めてみたいが、何を選んでよいかわからない」という方にも、選びやすく、始めやすいようにライフイベントと商品名が一致したネーミングにしてみました。お子さん・お孫さんの誕生というタイミングは、家族にとって最大のライフイベントであり、また子供の将来を強く意識する時期にも相当します。当然、マネープランについても真剣に考える時期です。そのような子供の誕生をきっかけに、資産形成を検討される方に選んでいただきやすい投資信託として商品名を決定しました。
また、シルバー世代、親の世代から子供・孫世代への資産継承に活用して欲しいという思いもあります。証券税制の改正については、祖父母(親)が現金を拠出し、孫(子供)が投信や株式などを長期保有する事を前提に非課税枠を創設しようという、「贈与税の特例措置」が以前から要望されている事と思います。 日本の証券市場には、時間を武器としてリスクに立ち向かえる資金が圧倒的に不足しています。そうした資金は、個人からしか期待できませんし、プロと呼ばれる投資家を凌げる最大の武器が、個人にとっての「時間」といえるのではないでしょうか。個人金融資産の大部分を保有するシルバー層の「お金」と若年層の持つ「時間」を結び付けるアイデアは、単純であるが故に強いと考えられます。
「こんにちは赤ちゃんファンド2002」の一番のセールスポイントはなんでしょうか?
シンプルな運用内容、始めやすいネーミングがセールスポイントです。
シンプルな運用内容ということですが、実際の運用方針を教えて下さい。
基本的には国内株式70%、国内債券30%でバランス運用します。国内株式部分はTOPIX連動のインデックスマザーファンドで運用し、国内債券部分はノムラBPI指数連動のインデックスマザーファンドで運用します。また、毎年のキャピタルゲイン相当部分は分配せずに償還時に満期を迎える国債にシフトすることで収益の安定性を高めています。また、償還5年前から段階的に株式組み入れ率を逓減し、償還時0%とします。
投資信託協会のファンド分類では、国内株式の組入限度が70%以上のファンドが国内株式型一般型に分類されるため、このファンドも国内株式型一般型に分類されていますが、実際には国内株式7割と国内債券3割でのバランス運用が行われ、更に、償還5年前からは債券比率が徐々に高くなってゆくわけですね。
そういうことです。
ところで、ファンドの償還5年前より、国内株式の組み入れを逓減させるとありますが、それはどのような目的のためでしょうか?
償還時の元本の安定性を高めるためです。償還に向かって少しずつリスクを軽減させていきます。
国内株式の組み入れの逓減について、方針または基準がありましたら、教えて下さい。
償還5年前より、3ヶ月に一度、段階的に株式組み入れ比率を逓減させていきます。
各期ごとに、決算時の「収益相当額」を国債等により運用するということですが、「収益相当額」とは何でしょうか?また、その「収益相当額」の運用方法について、具体的に教えて下さい。
毎年1回の決算時点で、元本超過部分を安全性の高い国債で運用することで、1年間に獲得した収益を確保しようという意図です。投資する国債は、ファンドの償還にあわせた残存年数の国債とし、基本的にはバイ・アンド・ホールドします。
このファンドでは、ファンドの償還を「20歳になる年」と定めており、ターゲットイヤー型ファンドとも呼ばれるわけですが、償還を「20歳になる年」に決めた理由を教えて下さい。
お子さん、お孫さんの誕生を機会に始めていただければ、その子が成人を向かえるタイミングで償還を向かえることになります。20年という長期間の投資であれば、預貯金のようなローリスク・ローリターンの商品で運用するよりも、株式を組み入れることで「信託財産の成長」の楽しみも味わっていただけるという思いで商品を設計しています。
ファンドのベンチマークについて教えて下さい。
運用上のベンチマークはありませんが、国内株式部分はTOPIX連動のインデックスマザーファンドで運用し、国内債券部分はノムラBPI指数連動のインデックスマザーファンドで運用しますので、この二つが運用実績を見るうえでの参考指数といえるでしょう。
「こんにちは赤ちゃんファンド2002」の持つリスクについて、教えて下さい。
国内株式に70%程度投資しますので、株式市場全体の値動きの影響を受けます。また、残りの30%程度は国債に投資しますので、国債市況の値動きに影響を受けます。
ファンドの購入時にかかる費用について教えて下さい。
基準価額の1%を販売手数料としていただきます。なお、保有期間中にご負担いただく信託報酬は年率0.65%です。
ファンドの解約時にかかる費用について教えて下さい。
手数料はかかりませんが、信託財産留保額が別途必要となります。
信託財産留保額については、ファンドによってあるものとないものがありますが、今回、「こんにちは赤ちゃんファンド2002」で信託財産留保額を設けた理由についてお聞かせください。
途中解約される方と、継続保有される方の公平性を保つためです。当ファンドは償還までの長期保有を前提に投資いただきたいという考えで、設定していますので、信託財産留保額を設けています。
「こんにちは赤ちゃんファンド2001」では、設定後11ヶ月間については、短期金融商品などによる安定運用が行われていましたが、今回、その点が変更された理由について教えて下さい。
超低金利の環境下、短期金融商品による運用ではメリットが薄れたためです。
収益の分配についての方針、取扱いについて教えて下さい。
分配金は年1回の決算時に、インカムゲインを中心に分配します。当ファンドは再投資コースのみの設定となりますので、分配金は再投資されます。
このファンドはトヨタファイナンシャルサービス証券の専用ファンドなわけですが、ファンドを購入するために必要な手続きを教えて下さい。
まず、トヨタFS証券に口座開設をお願いします。口座開設に必要な資料は、コールセンター(0800−500−0110・通話料無料)もしくは、ホームページ(http://www.toyota-fss.com)にてご請求いただけます。口座開設手続きが終了しましたら、目論見書のご請求、ご入金、買付のご注文の順でお手続きいただきます。トヨタFS証券では、お子様名義でのファンド購入も可能です。詳しくはコールセンターまでお問い合わせください。
ファンドを換金するために必要な手続きを教えて下さい。
コールセンターもしくはホームページにて、解約の手続きを行います。
運用の成果(基準価額など)については、どのように知ることができますか?
コールセンターにお問い合わせいただくか、ホームページをご覧ください。
また、日経新聞の「オープン基準価格」欄の、運用会社[野村]の"こん赤02"で日々の基準価額が掲載されています。
どうもありがとうございました。
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