「人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない」


今回の「人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない」はマックス・ギュンターの「マネーの公理マネーの公理マネーの公理」 (英題 The Zurich Axioms)の第四の公理です。

株式市場には、アナリスト、エコノミスト、評論家といった、株価や経済指標などの予測を仕事としている人が多く存在しています。テレビや雑誌、あるいは金融機関の発行するニュースレターなどでは、彼らの予測がもっともらしく掲載されています。また、政府も、経済指標などに関する様々な予測を公表します。

 

わたしたち素人は、そういった専門家の予測を目にすると、つい、それがあたかも現実となると思い込んでしまいがちです。しかし、第四の公理が言うように、「経済を予言する者たちも、われわれ以上に将来のことを知っているわけではない」、「実際には誰も、来年、来週、あるいは明日何起こるか、まったくわからない」のです。実際に、アナリストは何度も企業業績の修正値を発表しますし、有能だとされる大手金融機関のエコノミストも、同様に経済指標の予測値を上方修正したり、下方修正したりするのが常です。

 

確かに、専門家の予測は、さまざまな調査・分析・理論を基にしたものかもしれませんが、それらを鵜呑みにするのはやめなければいけません。第四の公理「人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない」ということを頭に入れたうえで、冷静に予測数字を取り扱うようにすることが大切です。

 

 


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