指値は取り消すな
ある銘柄についてあらかじめ決めた値段で買い(売り)の注文を出すことを「指値」。逆に、いくらでもいいから買う(売る)という注文が「成行」です。
最初に決めた値段というのは、案外、当たっているものですが、いざ、相場が下がってその値段がつきそうになると、もっと安く買えるのではと迷いが出てきます。数円の差に目がくらみ、指値を取り消したり下げているうちに相場が反発し、あっという間にせっかっくのチャンスを逃してしまう──。
最初にくだした判断というのは、雑念のない素直な眼で物事を捉えているので、大きく外れることはありません。むしろ、欲を出して途中で方向性を変えたり迷い始めると要注意。本質を見失い、本来、失わずに済むものまで失うことになりかねません。
「買い」と最初に判断したら、少々の変化にはとらわれず潔く買い後悔しない。「指値は取り消すな」とは、売買の心構えとして初志貫徹を説く格言です。
恋愛でもショッピングでも、つい浮気心が出て目移りすることがあります。でも、深追いは禁物。成り行き任せで評判を落とすより、何ごとも一度指値したらむやみに変えない意志の強さは、やがては信頼のおける人という評価につながっていきます。
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