ポートフォリオにおけるボラティリティ・リスクの低減
商品ファンドをポートフォリオに組入れる最大のメリットは、ポートフォリオ全体の変動リスク(ボラティリティ・リスク)を低減できる可能性があるということです。これは、商品ファンドのパフォーマンスが、株式や債券といった一般的な投資対象のパフォーマンスとの相関が低い、あるいは非相関の関係にあるためです。
CTAのパフォーマンス指標を発表しているバークレイズ・グループによると、同社が算出・発表している Barclay CTA Traders IndexとS&P500種総合株価の1980年から2001年までの相関は0.02、米国債券との相関は0.03に過ぎなかったということです。
また、1981年から2001年までのBarclay CTA Indexと日経平均のリターンを比較しても、次の図のように、相関関係が低いことが見てわかります。

1990年にノーベル経済学賞を受賞したエコノミストであるマーコビッツ博士は、モダン・ポートフォリオ理論の中で、低い相関、あるいは非相関にある複数の資産に分散させることでより効果的なポートフォリオを創り上げることが可能となると言っています。 相関関係の低い資産を組み入れることで、ポートフォリオ全体の変動リスクを低減させることが可能であるというわけです。
【本を読もう!】