JPモルガン・アセット・マネジメント、社会人向けの資産運用実務教育を支援


JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社は、学校法人大阪電気通信大学の金融経済学部アセット・マネジメント学科への協力の一環として、同大学が2010年5月に開設を予定する投資信託販売員向け夜間講座を支援する。

新設される「販売員のための投資信託販売力強化夜間講座」は、投資信託の販売に携わる銀行員を対象に、販売業務に役立つと考えられる知識やスキルを提供することを目的としている。JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社取締役副会長であり、同大学の理事・客員教授を兼任する中井正彦氏が、投資信託ビジネスにおける長年にわたる経験と実績を活かし、同講座の講師を務める。

同講座では、21世紀の銀行リテール業務における投資運用業務の重要性、有価証券投資のポイント、長期・分散投資によるリスクのコントロール、下落相場の有効活用といったテーマを実践的に学び、アフターフォローの狙いと方法の体得を促進していきます。また、実際の相場を対象にした相場分析を実践、習得し、参加者が相場を身近なものと感じられることを目指す。

同講座は、5月13日を皮切りに週1回、全10回にわたって講義が行われる。同講座の講師を務めるJPモルガン・アセット・マネジメント取締役副会長の中井正彦氏は、次のように述べている。

一昨年来、金融市場は、銀行窓口販売の開始から実質初めてとなる大幅な下落局面を経験し、投信市場の成長にも大きな影を落としました。こうした環境の下、全天候型販売ビジネスモデルの構築が、投信業界の発展において喫緊の課題と捉えています。当社は、世界有数の資産運用グループの一員として、販売会社が抱えるそうした課題へのソリューションを提供することも重要な役割と考え、夜間講座の開設に全面的に協力する運びとなりました。個人の資産形成を支える販売員の皆様の実践的な研修として役立つ、充実した講義となるよう尽力してまいります。

大阪電気通信大学は、2009年4月に、国際的な視野を持った資産運用の専門家を育成する実践的な学科として、日本初となるアセット・マネジメント学科を開設、JPモルガン・アセット・マネジメントは特別講座の設置をはじめ多方面から同学科の教育を支援している。

JPモルガン・アセット・マネジメントでは、企業の社会的責任(CSR)の一環として投資啓発を推進しており、地域コミュニティと協力しながら、個人の資産運用に関する理解を深める活動や金融プロフェッショナルの育成支援に取り組んでいる。同社では、「今後も当講座のような画期的な取組みを展開し、個人が投資を通じて財産形成する時代を支える資産運用のエキスパート育成等、投信業界全体の発展に寄与することを目指していく」と述べている。

<講座概要>

講座名: 「販売員のための投信販売力強化夜間講座」

主催: 大阪電気通信大学、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社

時期: 2010年5月~7月末

講座回数: 全10回週に1回

場所: 大阪電気通信大学寝屋川キャンパス

講師: 中井正彦(JPモルガン・アセット・マネジメント取締役副会長、大阪電気通信大学理事・客員教授

定員: 80名

対象: 投資信託の販売に携わる銀行員

カリキュラム(予定):

  1. 21世紀の銀行リテール業務の役割
  2. 資産運用の重要性
  3. 有価証券投資のポイント
  4. 有価証券投資とリスク
  5. リスクのコントロール<長期投資・分散投資>
  6. 下落相場の有効活用
  7. アフターフォローの重要性
  8. 相場分析
  9. 相場分析Ⅰ
  10. 相場分析Ⅱ

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