格付投資情報センター、「UFJ ターゲットインカムファンド」の信用格付けを実施


格付投資情報センター(R&I)は、2006年2月13日に、三菱UFJ信託銀行株式会社が運用する「UFJ ターゲットインカムファンド06/02 1年もの」と「UFJ ターゲットインカムファンド06/02 2年もの」の信用格付けを実施したと発表した。両ファンドの信用格付けは次の通り。

ファンド名 ファンド信用格付け
UFJ ターゲットインカムファンド06/02 1年もの AA+fc
UFJ ターゲットインカムファンド06/02 2年もの AA+fc

格付投資情報センターは、格付けの要旨において次のように述べている。

当ファンドは、割賦販売法第2条第3項第2号が適用される保証委託型クレジット債権に係る貸付の実行および回収による運用を目的とする金銭信託の優先受益権(以下、優先受益権B)に主として投資を行う単独運用指定金銭信託の優先受益権(以下、優先受益権A)を主要投資対象とする、委託者非指図型の単位型投資信託。投資対象の優先受益権AにはR&Iから「AA+」の格付けが付与されている。

元本の毀損や目標とする分配金の支払いがなされない(以下、元本毀損等)理由として、投資対象である優先受益権Aから元本や予定された配当が支払われないケースと、当ファンドでの解約を原因とするケースの2つが挙げられる。

前者については、投資対象である優先受益権Aは格付け「AA+」をR&Iから取得しており、元本及び予定された配当の支払いの確実性は極めて高いと判断される。

後者については、当ファンドは償還まで基本的に解約不可の商品であるが、一定の事由(受益者の死亡、破産等)により解約が認められることがある。しかし、以下の通り特別解約に対する資金手当ての方策が複数講じられており、元本毀損等の原因となる可能性は小さいと判断される。

  1. 優先受益権Bから月次で元本が交付されるため、当該資金を特別解約に充てることができる。
  2. 上記の元本交付金で対応できない場合には、優先受益権Bの処分またはバックアップラインで対応する。

上記の点及び運用プロセス等を総合的に勘案した結果、R&Iは元本及び分配金支払いの確実性は極めて高いと判断し、当ファンドをAA+fcと格付けした。