投信サイト・レビュー
ピムコ ジャパン リミテッド: 豊富なレポートやコラムで他社と一線を画す
ファンド情報に重点を置くサイトが多い中、ピムコ ジャパンのサイトは読みごたえのあるコンテンツが充実。トップページには「Fed Focus」「マーケット・コメント」「トピック」など、ボリュームのあるレポートが並び、ページ右にはNIKKEI NET経済羅針盤に連載中の高野真社長のコラムも紹介されています。もちろん、債券の神様と称されるビル・グロス氏のコメントも読むことができます。
ピムコは本社を米国カリフォルニア州ニューポート・ビーチに置く世界を代表する債券運用会社。PIMCOはパシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー・エルエルシーを意味します。米国において主に従業員給付年金プラン、基金、財団などを対象に顧客への個別の運用サービス提供を目的に1971年に創立。ピムコ ジャパンは97年に創立され、日本の法人および個人投資家に対し、業界最高水準の債券運用による新たな投資機会を提案しています。
創立後31年という浅い歴史にもかかわらず、同社が高い成長力で高水準のパフォーマンスとサービスを提供し続けてきたのは、全社的に人材の定着率が高く、多くの技術や知識に努めた成果。特に創設時はビル・グロス氏を含めわずか3名だった運用プロフェッショナルは現在164名を数えます。優れた人材の確保と運用技術の蓄積は、読みごたえある多様なレポートから垣間見ることができます。トップページの各種レポートに加え、同社の報道資料や概要を伝える「プレス・センター」のページでも、世界的な資産運用会社としてグローバルな視点に立った経済予測などを発信しています。
運用哲学として、さまざまなトレーディング戦略と先進的な分析手法を用い、安定した運用成績をあげることを目標に掲げる同社。サイトには「顧客重視」「戦略」「ストラテジー」という単語が頻繁に登場します。それは個々の顧客ごとに、それぞれの投資目的に合致した運用をサポートしようとする企業姿勢の表れ。「プロダクトとサービス」のページにある同社の代表的な運用委託方法である投資一任運用口座もその一例と言えます。
「日本における代表者」「CEOご挨拶」といった同社経営陣のコメントを紹介するページには、意見や感想を求めるEメールアドレスを明記。投信会社からの一方的かつ一律な情報提供を避け、「顧客重視」の双方向な関係づくりへの配慮がこんなところからも見てとれます。 (MAGAZIN@TOUSHIN.COM VOL.57より)
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