投信サイト・レビュー
さわかみ投信: 長期保有型投信をコンセプトに身近で現実感のある資産運用を提案
通常、投信サイトの事業方針や社長挨拶は、国内外を問わず会社の歴史や実績、グローバルなネットワークを謳い、信頼のおける運用会社であることをアピールする内容。サイトの構成においても、ファンド紹介により重点が置かれ、会社概要はサイト全体のおさえとしてサブ的に位置づけられているケースがほとんどといっていいでしょう。
しかし、さわかみ投信のサイトでは「会社概要」「社長挨拶」「当社の提案」という項目がメニューの上位に置かれ、ひとつひとつに簡潔でありながら非常に説得力のあるメッセージが打ち出されていて印象的です。
この3つのコンテンツに共通するキーワードは「長期運用」。同社の5つの「事業方針」の筆頭には「われわれは一般個人や家計の財産づくりを長期運用でお手伝いする」とあります。また、「社長挨拶」でも同社が「サラリーマン家庭の財産づくりを長期運用」でサポートする趣旨で設立され、「時間の経過に耐えられるような仕事」をモットーとすると述べられています。
そして、「当社の提案」のページでは同社の企業姿勢をもっとも強くアピール。文字どおり、長期保有型投信に対する同社独自の基本的な考え方と提案が順を追ってわかりやすく説明されています。
1996年7月設立のさわかみ投信は運用会社としては非常に若く新しい会社。他社のような歴史とそれに裏づけられた実績と信頼の代わりに、同社が提供するのは、より身近で現実味のある財産づくりの手段としての投信信託です。同社唯一の商品「さわかみファンド」によって本格的な長期保有型の投信とその安定を目指すという明確な方針には、個人投資家が未来を託してみたくなる運用会社としての強い意志と力が感じられます。
ファンドの月中月次報告書およびレポートも、同社代表取締役の澤上篤人氏の肉声が伝わる内容。ややもすると細かい数字や文字がぎっしりと並びデータの羅列に終りがちなレポートですが、同社の場合は文字、内容ともわかりやすく、コラムのような軽快な語り口で初心者にも理解しやすくなっています。報告書の「顧客情報」には「皆様のファンド仲間」という表現があり、長期保有型の投信を目指す投資家仲間が集って共に育てるファンドであることを感じさせる配慮も忘れていません。 (MAGAZIN@TOUSHIN.COM VOL.50より)
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