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このようなシナリオ(シナリオA)で描けるリバウンド相場では、株価上昇に素直に連動するインデックス型ファンドに投資するという戦略が考えられます。
株価指数に連動したファンド=インデックスファンド
インデックスファンド(インデックス型ファンド、株価指数連動型ファンド)とは、特定の株価指数(インデックス)に連動する運用成果を目指している投資信託です。運用といってもファンドマネージャーの個人的な裁量の入る余地はなく、インデックスが上がろうとも下がろうともファンドが連動して動くように設計されているため、運用者の役割は、株価指数への連動率を高めるために微調整を行う程度です。したがって、相場のトレンドがはっきりしているときに適しているファンドといえます。
国内株式を対象とした株価指数について
国内株式を対象とした代表的な株価指数には、日経平均株価(日経225)、東証株価指数(TOPIX)、日経300の3種類があり、それぞれのインデックスに連動する投資信託が、多くの運用会社によって設定されています。
どの株価指数を選ぶかは意見が分かれるところですが、個人投資家には日経平均株価に連動するタイプの投資信託が最も親しみやすいでしょう。
ファンド選択のポイント
インデックス型のファンドを選択するにあたってのポイントは、対象となるインデックスに対しての連動率が高いか低いかがファンドの良し悪しを決定します。ファンドの性格上、過去の騰落率や分配金の額で判断するということは無意味です。過去1年間の連動率を見てみると、運用報告者などでチェックすると、過去1年など、短い期間に関しては、ほとんどのファンドがベンチマークとなる指数に対して95〜100%近い連動率となっているため、どのファンドを選んでも同じように見えます。しかし、運用期間を過去5年間で見てみると、連動率が80%を下回っているファンドもあるので注意が必要です。
連動率に影響を与える要因・・・残高の推移
連動率に影響を与える要因として残高の推移も見逃せません。インデックスファンドはいつでも購入・解約ができる追加型投資信託ですから、運用資産を100%株式に投資せずに、予期せぬ解約に備えて常に一定の現金で保有しています。資金の出入りが激しいインデックスファンドは、解約に備えてより多くの現金を用意しておく必要があるため、連動率が低下するわけです。
また、残高があまりに少ないインデックスファンドは、資金不足で銘柄の分散投資が困難となり、株価指数に連動するポートフォリオを作成できなくなるリスクを抱えています。純資産総額が10億円未満になると途中償還になるケースもあるので、購入の際には残高の多いファンドを選ぶことが賢明です。
インデックスファンドの注意点
インデックスファンドは、運用目標が指数への連動と単純明快なため、相場上昇時には非常に有効な投資手段となります。反対に相場が軟調となった場合には、ファンドマネージャーが株式組み入れ比率を下げて損失を回避するというような術が用意されていないため、基準価額は相場の下落にあわせてストレートに下がることを覚えておいて下さい。