株価トレンドがはっきりしているときに、効率的に市場動向を捉えたいというアグレッシブな投資家に適しているのが日本型ブル型ファンドです。レバレッジ(てこの原理)を効かして株価指数への連動を1.5倍、2倍などに高めたファンドが主流で、ハイリターンが狙えます。
しかし、ブル型ファンドは、その分リスクも高いので誰にでも適しているわけではありません。相場に対する的確な判断能力と自己責任の認識をしっかり持った投資家のみがチャレンジすべきです。
派生商品を投資目的で活用
1994年の投資信託運用規制緩和により新たに登場した、派生商品を投資目的で活用するファンドの一種で、相場が上昇することによて、より大きな利益を得ることを目的としています。通常、相場に強気なブル型と弱気なベア型で設定され、投資家は自分の相場観に合わせて、どちらかを選択できるようになっています。
日本型ブル型ファンドは、日本の株式市場全体の値動きに対して一定の倍率で連動するように設計されたファンドです。連動を目指す指数として日経平均株価を採用しているファンドが多く、連動倍率は1.2倍から2.5倍までファンドによって異なります。
たとえば、日経平均株価の値動きに対して倍率が2倍に設定されているブル型ファンドは、日経平均株価が10%上昇すればファンドの基準価額は20%上昇するように設計・運用されています。したがって、相場上昇局面では短期間でハイリターンを狙うことができるわけです。 しかし、反対方向に相場が進んだときにも、同様にレバレッジが効いているため、株価指数下落率の2倍の倍率で損失を被ることになります。このような商品性から日本型ブル型ファンドは投資信託のなかでも、最もリスクの高いタイプとして位置付けられます。