ファンドの愛称名称物語

ファンド名:三菱UFJ 日本株アクティブオープン「ファーブル先生」

子どもの頃、一度は目にしたり手にしたことのある本、「昆虫記」。この本との出合いがきっかけで、昆虫に興味を持ったという人も少なくないでしょう。「昆虫記」が書かれたのは1907年。著者のジャン・アンリ・ファーブルは84歳でした。著者の自伝的な回想を織り交ぜながら、昆虫の生態をやさしい言葉で解き明かした同書は、1世紀近くたった今も新鮮な感動を与えてくれます。

 

ファーブルが本格的な昆虫研究に入ったのは30歳の頃。南フランスの貧しい農家に生まれた彼は、少年時代から向学心が旺盛で、自然に対して強い関心を寄せていたといいます。苦学の末、小学校の教師になった後も、独学で物理や自然科学の学位を取り、中学や高校で教鞭をとるようになります。レオン・デュフールのハチの生態に関する論文に感動を覚え、以後、本格的な昆虫研究にいそしむようになっていきました。

 

妻子を養うために教職を続けながら、地道な努力と情熱で昆虫に関する多くの論文を発表した彼。しかし、正規の教育を受けていないということで学者たちからは冷遇されることも。せっかく手にした博物館長の職も追われた彼は、79年以降、セリニャンという小さな村に移り、庭付きの家で文筆活動に専念。30年あまりの間昆虫観察を続け、のちに「昆虫記」を完成するに至るのです。

 

徹底した観察力と創意工夫に富む実験によって昆虫の生態を一つひとつ明らかにしていったファーブル。そんな彼にちなみ、名づけられたファンドがあります。三菱UFJ投信の運用する三菱UFJ 日本株アクティブオープン「ファーブル先生」です。優れた観察眼を持つ研究者であったファーブル同様、彼と同じ目線を大切にし、個別企業を細部まで分析。ファーブルが生きた時代、学会の通説であったダーウィンの進化論を鵜呑みにすることなく、実際に自ら行う観察から昆虫の実態を明らかにしていった彼は、究極の“ボトムアップ実践者”だったとも言えます。同フ ァンドもそんなファーブル的視点で日本株投資をとらえ直していくというもの。

 

同ファンドのファンドマネージャーがスイスのジュネーブで大口顧客資産運用業務を担当していた時代から、一般投資家向けに自分で運用する日本株ファンドには分かりやすく、なじみやすいネーミングとして心に決めていたのがこの愛称だったとか。東京三菱(設定当初)のイメージではないとの意見も当初あったものの、ファンドマネージャー自らが愛着を持って名付けたファンドの愛称が功を奏してか、今では同社の旗艦ファンドの一つに数えられています。

 

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