ファンドの愛称名称物語
ファンド名:ゲームファンドTMときめきメモリアル
これまでユニークな名称・愛称のファンドをご紹介してきましたが、今回ご紹介する「ゲームファンドTMときめきメモリアル」は、ファンド名以上に商品そのものが非常にユニーク。日本初のゲームファンドとして注目されました。
同ファンドは、マネックス証券、コナミ株式会社、みずほ証券が共同開発・販 売。開発される2本のゲームソフトの販売本数に応じ、償還時の基準価額が決定されるという新しいタイプの投資信託でした。ファンド名にもなっている「ときめきメモリアル」はそのゲームの名前。高校生活3年間を舞台に女子高生たちが繰り広げる“恋愛シミュレーション”型のゲームとなっています。
投資対象となるゲームソフトは「ときめきメモリアル3」と「(女性 ユーザー向け)新ときめきメモリアル」の2本。それぞれの出荷開始から6カ月間の販売本数に応じて償還時の基準価額が決定されるというもの。 募集金額は12億円(12万口)を上限とし、募集は2000年12月20日にすでに終了。 7.7億円で設定されました。
“恋愛シミュレーション”というジャンルを確立し、一大ブームを巻き起こした人気ソフトだけに、募集の申込件数は2,738件。これはマネックスが日本初のオンライン証券専用ファンドとして募集を行った「ザ・ファンド@マネック ス」の2,550件を上回る結果に。ソフト自体の販売実績もある商品だけに、個人投資家、とりわけゲームファンの高い関心を集めたことが伺えます。
申込み口数に応じた、ファンド購入者への特典も関心のひとつだったようです。 たとえば、10口以上保有した投資家は、希望者のみ自分の名前がゲームのエンディングロールに記載。20口以上保有している場合は、コナミからゲーム発売時に「ときめきメモリアル3」の限定版を送付。しかも、非売品のゲームファンド・オリジナルパッケージになるとあって、ファンには見逃せない特典に。
ゲームの資金調達方法として公募という形で資金を募り、10万円からという小口で購入できるという同ファンドの試み。ゲームという新しい投資対象への投資に関心を示した層以上に、ゲームファンドを通じ、ゲームの制作に間接的にでも参加してみたい、という層の関心を集めた様子。こうした新しい視点で設けられたファンドも、投資の幅を広げるものとして注目していきたいところです。
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