投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/07/28
鉄道、食品、家電製品に、年金、原子力発電所と、いわゆる「安全」、「信頼」に関する問題が、ここのところ立て続けて話題になっています。これらの問題に、共通にみられる現象として、その後に、「徹底的な原因と責任の追及」そして、「完全な再発防止策の策定」が求められているということがあると思います。 もちろん、原因を追究して、同じ過ちが起こらないようにするというのは、当然かつ大事なことです。しかしながら、「それをする価値がどのくらいあるのか?」という部分が見過ごされて、とにかく、「徹底的に調べ」、「完全に再発を防止する」ことが、ストイックなまでに要求されることが多いようにみうけます。 ガスヒーターの不具合に端を発して、大量のTVCMで製品の回収を呼びかけた松下電器の事例など象徴的でしょう。(この事例では、松下は、大いなる信頼を得たとも言われていますが、あれが今後のスタンダードになるかといえば、例え、気持ちがあったとしても、あれだけの広告費が出せる会社は、日本全体でも数えるほどしかないでしょう。) ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/07/15
前回述べた批判に応えた・・・というわけではないでしょうが、投資信託協会が、「投資信託における課題や方策の整理、投資信託が持つ機能の有用性や果たすべき役割などを検討するために」、『投資信託懇談会』というのを設けたそうです。
ちなみに、目的には、「投資信託および投資法人が将来に向けて発展していくため、現状の認識と10年後20年後に目指すべき将来像(ビジョン)を描き、その実現に向けた方策を考えるとともに、社会経済における様々な面で投資信託が持つ機能が有効に働くことを整理し、その果たすべき役割をとりまとめる」とありました。
なんだか言っていることが抽象的で分かりづらいのですが、半年くらいかけて、何らかの提言をまとめようというのだと思います。
ただ、理事のほとんどが各運用会社の社長からなるというような閉鎖的な組織構成のまま、また、新たに位 ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/06/24
経済評論家の山崎元さんのブログにとても興味深いエントリーがありました。「逃げた(?)投信協会長」というタイトルで、週刊ダイヤモンド誌上で、山崎さんが投資信託協会の会長に質問をするという企画の顛末(最終的に回答はなされなかった)が書かれています。
山崎さんからの問いかけは、要約すると以下の3点です。
- 運用上の合理性のない“毎月分配型商品”を売れるからという理由で次々と商品化するのはいかがなものか?
- 現在の信託報酬水準は高いのではないか?投信の純資産が大きくなった場合には米国で行われているように、手数料の引き下げがあってもいいのではないか?
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/06/09
6月の中旬から下旬にかけて、3月決算となる多くの企業で「株主総会」が開かれます。
投資信託を通じて株式に投資をしていると、自分で総会に出席したり、議決権を行使したりすることはありませんが、それでも企業の行く末を決める重要な決定の場であり、我々もその影響を受けるということには変わりはありません。
最近は、企業間やファンドによるM&A(合併・買収)も増えていて、「TOB・株式公開買付」や「買収防衛策」などといった話題がニュースになることも多いようです。
でも、この買収防衛策というのは、いったい誰から何を守ってくれる策なので しょう?
“防衛”などというと「守ってくれる」と直感的に思いますが、株主を守ってくれる策なのかといえば、そうとも限らないケースがありそうです。そもそも、上場企業は、“誰でも買える”が原則ですから、買うことに制限をつけ ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/05/28
先日、コーヒーショップで休んでいると、向かい側の席で、私よりも若いと思われる男の子が、一心不乱にノートをとりながら、なにやら本を読んでいました。私は、てっきり、大学の教科書か、資格試験の参考書かと思っていたのですが、彼が読んでいたのは、「FX取引で3,000万円儲ける!」というようなタイトルの本でした。
FXとは、Foreign Exchange、外国為替のことで、ここでいう「FX取引」とは、外国為替証拠金取引のことです。最近、FX取引で多額の利益をあげた個人が、利益の申告漏れで摘発されるといったニュースがでるほどに、今、多くの個人に人気があるようです。
但し、FXを“投資先”として考えるには、ちょっと注意が必要です。たとえば、冒頭の本のタイトルのように「少ない資金で、多額の利益が得られる」という誘い文句が氾濫していますが、そもそもどうして、そんなことができるかといえば、“レバレッジ”すなわち、投 ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/05/13
私事ですが、実は、最近、よく「山歩き」をしています。もともとは、「アウトドア」には全く縁のない人間だったのですが、ちょっとしたきっかけから、ゴールデンウィークも関東近郊の山にハイキングに出かけました。ということで、今回は、多少の強引なところはあるかもしれませんが、そんな「山歩き」から感じた投資のヒントについて。
○見るとやるとは大違い
第一に感じたのがこれです。遠目でみるとなだらかに見えても、自分の足で登ってみると案外険しい。運動不足の私など、気が付けば、あっという間に膝が笑うようなありさまに・・・。
ニュースで聞いているときには、たいしたことがないようにみえても、実際に株式などに投資をしてみると、値動きがものすごく大きく感じられ、ちょっと騰がるだけで有頂天になり、少し下がると絶望的な気分になるというのは、こういうことなのかと思いました。
対処法は、緩やかな小さな山から登ること。登山経験もないのに、ヒマラヤ ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/04/29
よく、「投資にはリスクがつきもの」といいますが、確実なものと不確実なものというのは、そう簡単には分からないように思います。
投資にリスクがあって不確実なことは確かでしょう。でも、預金にリスクがないかといえば、銀行が破綻するなんてリスクもありますし、現金でもっていたとしても、泥棒に盗まれるとか、インフレがやってきて紙くず並の価値になるなんてリスクもあります。そもそも、投資がうまくいったところで、その成果を使う予定の私自身が、本当に明日元気である「確実」はどこにもありません。
投資においてはとくに、「確実」、「不確実」という2つの選択肢だけで考えると、「確実」を装った「嘘に」だまされてしまうことになりかねません。「リスクがあります」、「損をするかもしれません」などと懇切丁寧に説明をしながら、お金を集める詐欺師が世の中にあまりいないことだけは、かなり「確実」です。
よく、株式投資などをするときに、「なくなっても困らない金額ではじめましょう」ということが言わ ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/04/15
対ユーロの円相場が下落を続け、つい1ユーロ=160円を突破しました。もちろん159円と160円とは、1円の違いでしかないわけですが、10進数の数字に慣れ親しんだ私を含めた多くの人にとって、“大台に乗る”というのは、実態の数字以上に、シンボリックな意味があると思います。日経新聞のマーケット欄ならともかくとして、一般紙の1面に、「1ユーロ=158円に」とはなかなか載りませんから。
これまでは、ユーロMMFの保有で、この円安ユーロ高の為替差益と高金利を享受できましたが、今後については、正直よく分かりません。判断としては、“中立”なので、買い増すこともなく、売ることもなく、しばらく放っておこうと思います。ただ、最近の円安について、盛んに“円キャリートレード”(金利の安い円でお金を借りて、それをユーロやドルに替えて、運用を行なう)のせいだという解説があちこちであるのですが、これについては、私は「怪しいのではないか?」と思 ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/03/12
金融市場では、『ボラティリティ』という言葉がよく使われます。日本語でいえば、「変動の大きさ」とでも言ったらよいでしょうか。値動きの大きいことをボラティリティが大きい、その逆をボラティリティが小さいなどと表現します。
ここのところ、株式市場も為替市場も、ややこのボラティリティが大きくなっているように思います。但し、テレビや新聞が「世界的株安」だ「急激な円高」だと大きく騒ぐほどの激動ではないと思いますが。
しかしながら、動いたから何かをしなくてはいけないのかといえば、少なくとも毎回それにあわせて何かをする必要はないと思っています。「あの日に買って、この日に売れば、10%儲かった」というのは、後から考えるのは簡単でも、実際にそれを成功させることは容易ではありません。むしろ、"判断しすぎない"ことが大事だというのが私の考えです。
たとえば、ミュージシャンや俳優の"人気"にしても、たとえ本 ...
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投稿者: Takahashi 投稿日:
2007/02/26
一昔前までは、「投資信託」といえば、「証券会社で売っているもの」でしたが、今では、銀行や保険会社、さらには郵便局でも投信が販売される時代になりました。それに伴って、投信を「セールス」される機会というのも格段に増えたのではないでしょうか。そこで、今日は、この「セールス」について、ちょっと考えてみたいと思います。
●「セールス」がもたらしてくれるもの
まず、「セールス」が「何を投資家にもたらしてくれるか?」という観点から見ると、「セールス」は、投資収益の向上には直接貢献しない「コストセンター」にあたります。だからといって、「セールスには価値がない」といっているわけではありません。但し、投資の目的が利益を挙げることだとするならば、購入した商品で利益がでるかどうかは、営業さんの熱心さとは関係がないということです。
もちろん、取引時の気持ちのよさ、親切さといった目に見えないサービスやタイムリーな情報提供など、彼らが提供してくれる付加価値もあります。ただ、こ ...
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