タカハシくんの投信生活
第12回 「日本株復活のカギはNTT !?」
年が明けてからの東京の株式市場も、TOPIX1000ポイントを挟んで、なんだか元気のない相場が続いています。失業率も過去最悪、来年度の経済成長もマイナスになるのではといった予測が多く出される中で、明るさもあまり見えないようです。
以前から書いているとおり、私も日本株については、あまり強気ではありません。だからといって、後ろ向きなままでもいけないですし、今回は、ちょっと視点を変えて、「もし、日本株が復活するとすれば…」という条件を考えてみることにしましょう。
よく株式市場では、「シンボルストック」という言葉が使われます。それは、その相場を象徴するような銘柄という意味です。たとえば、この前の「IT相場」であれば、大幅に株価が上昇した「ソフトバンク」「ソニー」といった銘柄が「シンボルストック」ということになるのでしょう。私は、これからの相場を象徴するような「シンボルストック」として「NTT」に注目しています。「NTT」がこれからどうなっていくのかは、今後の日本経済にとって、それが“上昇”であっても、“下落”であっても、非常に重要なことに思われるからです。
現在、小泉内閣によって「構造改革」が行われようとしています。「『民』に任せられるものは『民』に任せる」という掛け声の下、特殊法人等の民営化なども検討されています。もちろん、いまのように財政赤字が膨らんでいる状況下、一方で多くの規制や特殊法人による民業の圧迫が見られる中、「民営化」という方向性には、間違いはないと思います。
ただ「民営化」という以上、私が大事だと思うのは、「抵抗勢力」などという人々を蹴散らして、その権益を奪い取ることはもちろん、「民営化」した、それぞれの企業が自らの能力を活かして競争し、強くなっていくことです。現在においては、その焦点は主に前者であるように思われてなりません。財政再建が急務であるから構造改革を実施し、停滞していた公的部門を「民営化」と「規制緩和」によって活力あるものにしようとすることは、すなわち、NTTのような旧公的部門の企業を米国のAT&Tのような「競争力のある成長企業」へと飛躍させる可能性を生み出すような社会にしようということ。
40万円程度で低迷を続ける「NTT」が、市場から再評価されるような企業に生まれ変われるのかどうかということが、実は、構造改革が本当になされているのかどうかを見る上で大事なポイントになります。構造改革のための予算をNTT株の放出によって賄う案もあるようですが、もし、「構造改革」の実現とその効果に確信があるのなら、財政再建を目指す政府にとって、こんな安値で売ってしまうということは、あまり得策ではないように
思われてなりません。政府には、ぜひ、「NTT」のような企業が、しっかりと市場から評価されるような「構造改革」を実現させてほしいものです。
★タカハシ1月18日現在の運用評価損益
ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド |
56,657円 |
(+6,657円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 54,100円 |
(+4,100円) |
| モルガン・スタンレー・マネーマーケット・ファミリー 豪ドル | 59,056円 |
(+9,056円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 9,283円 |
(−717円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 9,410円 |
(−590円) |
| 残り現金 | 830,000円 |
|
| 合計 | 1,018,506円 |
(+18,506円) |
(updated 1/29/02)
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