タカハシくんの投信生活
第27回 「最近流行のご当地ファンドだが…」
最近、「○×県(地方)の企業に投資する」といった運用方針を持つ「ご当地ファンド」が流行っているようです。詳しく情報を見てみると、その投資対象となる地域の地方銀行などの窓口で売られていることが多いようです。想像ですが「ご当地ファンド」では、「これって、損しないの?」といった質問に対して、「下がるリスクもありますが、地元企業に投資するので自分の街への貢献になりますよ」と説明できます。このように、売る側にとって説明しやすく、買う側にとってもハードルが低いように感じられるのかもしれません。
ただ、これらのファンドの多くは、あらかじめ決められた条件にあった企業群に対して、パッシブに運用されているようで、たとえば、「その地域に本拠を置く企業」を投資対象として、「時価総額に比例するように株式を組入れる」といった方式がとられているようです。この点については、率直にいって私はあまり良いとは思いません。お金を出せば「貢献」であるといった考え方には、賛成できませんし、ましてや「損をしても、その分、地元の役に立っている」などということは、論理的には理解できないでしょう。「地元への貢献」を考えているのならば、積極的な「企業への評価」を行って、投資を決定すべきだと思います。
現在、「株式持合い」が批判され、企業統治のあり方が論じられることも多くなっています。その問題のひとつとして、企業への評価・統治を行わない株主の存在が、企業の能力を弱体化させているといわれています。投資が「貢献」したといえるのは、企業統治の一翼を担う目的で積極的に企業を評価して投資を行い、その結果として企業が成長を遂げたときであり、投資家も利益が得られるはずです。おそらく、それこそが本来の資本主義の活力であり、期待される市場の役割だと思います。インデックスファンドしか持っていない私がこんなことをいうのは、おこがましくはありますが……。
そういう意味では、「評価軸」をしっかりと打ち出したファンドが、ご当地ファンドに限らず、もっと出てきてもらいたいものだと感じています。
★タカハシくんの9月24日現在の運用評価損益
購入ファンド |
基準価額 |
評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 53,045円 |
(+3,045円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 56,697円 |
(+6,697円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 57,788円 |
(+7,788円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 17,885円 |
(−2,115円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 8,578円 |
(−1,422円) |
| 残り現金 | 820,000円 |
|
| 合計 | 1,013,993円 |
(+13,993円) |
(updated 9/30/02)
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