タカハシくんの投信生活
第34回 「金融庁が提言する『情報開示拡充策』」
明けましておめでとうございます。2003年になり、しばらくワールドカップが日本で開催されることもないと思うと、少々寂しくはありますが、今年もマイペースで投資を続けていきます。よろしくお願いいたします。
前回は「『情報公開』をお題目にして、なんでもかんでも情報開示を義務づけて、そのために多くの事務コストを費やすというのは、結局のところ、投資家の利益にならないのではないか−−」ということを書きました。昨年12月16日、現状がさらにひどくなりそうなニュースがありました。それは、金融庁が「証券市場の改革推進プログラム」の進捗状況の中で、取引を発注する証券会社の選定基準、投信販売会社の選定基準の開示、運用報告の開示項目の拡充など、「情報開示拡充策」を提言しているというのです。
「投信の販売会社の選定基準」などというのは、投資家が信頼のおけると思うところで購入すればよいわけで、どうして、こんなものの開示を義務づけるのか、私にはまったく理解に苦しみます。そうなると、運用会社には「販売会社を選定するための優れた基準を作成する能力」が必要であるということになるのでしょうが、そんな能力があるのなら、その能力を思う存分「優れた投資先」を探すことに使っていただくほうが、多くの投資家の利益になるはずです。
もちろん、外部の評価機関が、販売会社のサービスや体制について評価を行って、それらの情報を提供するようなサービスが成立することは、良いことでしょう。しかし、行政規則として、こんなものの公開を義務づける意義が、少なくとも投資家の視点からは、大きいようには思えません。ファンドを購入したら、それにまつわるあらゆる情報が手に入れられるけれど、投資の成果の多くは、そのために費やされてしまう……。そんなファンドは、いくら透明であっても、存在意義はないはずです。これにより、投資信託という仕組みが、投資家にとって「利益を生まない箱」になってしまうのだとすれば、大変悲しいことであるように思います。
★タカハシくんの1月7日現在の運用評価損益
購入ファンド |
基準価額 |
評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 51,423円 |
(+1,423円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 58,941円 |
(+8,941円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 61,165円 |
(+11,165円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 26,640円 |
(−3,360円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 8,032円 |
(−1,968円) |
| 残り現金 | 810,000円 |
|
| 合計 | 1,016,201円 |
(+16,201円) |
(updated 1/12/03)
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