タカハシくんの投信生活

第35回 「情報公開の裏表」

前回、前々回にとりあげた投資信託の情報公開についての取り組みは、社団法人投資信託協会のホームページ(http://www.toushin.or.jp/ )で、その詳細が紹介されていました。この「国民に信頼される投資信託に向けての取り組みについて」と題されたプレスリリースでは、具体的な取り組みとして、「企画・開発等のプロセス」「運用方針の決定プロセス」「ファンドマネージャー選定基準」などの公開、そして投資信託の普及・発展のための「委託会社のホームページで、投資家教育に資する情報を掲載する」などの項目が掲げられていました。

 

私は、これまでも批判的にとりあげてきましたが、この発表を見ても、やはり「本音ベース」で、その施策を「いったい何のために行うか?」という視点が、欠落しているように感じます。たとえば、現在のように「毎月分配型の海外債券に投資するファンド」が各社から出されている状況で、先の「企画・開発等のプロセス」が公開されたと考えてみましょう。

 

販売する側、運用する側の双方にとって、多くの資産を集めることは、企業としての死活問題ですから、「売れる商品」を参考に新商品を開発するのは、どの世界にもあることです。企画・開発の本音は「他の運用会社で設定したら、多くのセールスが実現したので、うちでも作ってみました――」でしょう。しかし目論見書には、このように記載されることは、おそらくないはずです。むしろ、「企画・開発のプロセス」が美辞麗句で飾られ、分厚い目論見書が投資家に届けられてしまうことが問題のように感じられるのです。

 

運用会社は、ボランティアでも、投資家のためだけに存在するものではありません。「すべてのプロセスは投資家のために」という建前から脱却して、「最低限果たすべき義務は何か」を見直す必要があるのではないでしょうか。

 

★タカハシくんの1月20日現在の運用評価損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
50,771円
(+771円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
59,440円
(+9,440円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
62,080円
(+12,080円)
トピックス・インデックス・オープン
26,617円
(−3,383円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
8,026円
(−1,974円)
残り現金    
810,000円

合計
1,016,934円
(+16,934円)

(updated 1/25/03)

 

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