タカハシくんの投信生活

第36回 「仕組みが似ている投信と会社」

「会社」とは、出資を募って設立の手続を行い、事業によって利益を上げ、その利益を出資者に還元するための「器」であるということができます。経営者と株主との関係を「委託―受託」の関係ととらえることがありますが、「お金の運用を任せて、利益を受ける」仕組みという点では、会社と投信はよく似ています。

 

会社は出資者という資金の提供者がいて、大きな事業になるほど、多くの利害関係者が存在するようになります。そして、彼らに対する責任を果たすため、会社には、「商法」や「株式会社法」といった法律で、公開すべき情報や株主総会、取締役会、監査役といった「会社を監督するための仕組み」が要件として規定されています。

 

このような規定は、投信の情報公開や監督を考える上でも、重要なヒントを与えてくれるように、私は考えています。一点だけに論点を絞ってとりあげると、株式会社には、資本金額や負債総額などによって、一般に「大会社」「中会社」「小会社」といわれる分類があり、また、株式会社よりも小規模な会社を想定した「有限会社」とよばれる別の会社形態も存在し、それぞれに、求められる要件は異なります。基本的には、大規模なものほど、要件が厳しく、逆に有限会社であれば、「監査役をおかなくてもよい」など、その規模が小さくなるほど、緩やかになっています。

 

なぜ、このようになっているかといえば、厳格な要件のもとで責任を果たすことが望ましくても、全企業に求めると、新たに会社を興すことも、小さな会社を維持することも困難になり、結果として大きな社会的損失になるからです。

 

このことは、投信についても当てはまるのではないでしょうか。厳格な情報公開を義務づけることは理想としては望ましくても、それによって、新たなファンドや運用会社が登場しなくなり、小さなファンドを維持することもできなければ、競争も起こりづらく、多様性も失われてしまいます。投信の透明性を高める施策にあたっては、この点を考慮にいれることを望みたいと思います。

 

★タカハシくんの2月4日現在の運用評価損益 

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
51,764円
(+1,764円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
61,350円
(+11,350円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
62,904円
(+12,904円)
トピックス・インデックス・オープン
26,321円
(−3,679円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
7,935円
(−2,065円)
残り現金    
810,000円
 

合計
1,020,274円
(+20,274円)

(updated 2/9/03)

 

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