タカハシくんの投信生活

第58回 「市場の無秩序とは何か?」

「相場格言」のひとつに、「Buy The Rumor, Sell the News(Sell the Fact)」という言葉があります。直訳すれば、「噂で買い、事実で売る」。すなわち、人が噂をしはじめたころが情報の価値が高い「買い」時であって、それが事実として皆に認識されるころには、価値も失われ、むしろ、「売るべき」時であるというのが、その意味するところです。

 

私が、それを実感したのは、最近の牛丼チェーンの繁盛ぶりを見てのことでした。近所の牛丼屋さんは、明らかに普段の5割以上のお客さんが入っているのです。ちょっと前には、あれだけ各地の焼肉屋さんが安全をアピールしても、閑古鳥が鳴いていたのに、「危険性を考えて輸入停止をする」といったら、「駆け込み需要」が発生しているのですから、なんとも興味深いです。

 

短期間の間に「牛肉の危険性」という情報は、まったく別の評価を人々にもたらしたようです。食品衛生・安全性の問題についてはよく分からないので、ひとまず置いておくとしても、こういった反応は、人間の不思議な「心理」を映しているのではないでしょうか。

よく政治家や官僚などの政策担当者は、激しく動く為替や株式市場に対して、「マーケットの無秩序な動きには、しっかりと対処する」なんていうことをいいますが、私は無理だと思っています。同じ「BSE」という事柄にも、短期間でこれだけ違う動きをするのが、人間の心理です。無秩序といえば、確かに無秩序ですが、一朝一夕に修正されるようなものでもないでしょう。

 

そして、これは、一部の誰かによって引き起こされるような種類の変化でもなく、気がつくとそこで起こっている変化なのです。何かにつけて、「ヘッジファンドが……」「ハゲタカが……」と「悪者探し」が好きな政治家、評論家もいますが、そういった場合、多くは市場の「無秩序」よりも、本人の「無知」、もしくは「無恥」が問題であるように思われます。

 

私としては、自分の頭で安全性を評価し、理解した上であれば、閑古鳥の鳴いている焼肉屋さんでも、安くおいしいものを食べに行く。そして、長蛇の列によく考えもせずに並ぶような真似をしない……。そんなふうに、投資においても、振る舞うことができれば、「市場の無秩序」とも、うまくつき合えるのではないかと思っています。

 

さて、ようやく野村ホームトレードを利用できるようになりましたので、しばらく中断していた直近の評価額を、またお知らせしていきます。

 

★タカハシくんの現在の投資損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
46,379円
(-3,621円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
65,154円
(+15,154円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
76,547円
(+26,547円)
トピックス・インデックス・オープン
46,621円
(+6,621円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
10,536円
(+536円)
野村MMF
392円
(+392円)
野村MRF    
800,004円
(+4円)

合計
1,045,633円
(+45,633円)

(updated 1/27/04)


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