タカハシくんの投信生活

第59回 「驚異に映る駆け込み需要」

前回、近所の牛丼チェーンがずいぶんと繁盛しているのを題材にしました。最初のBSE騒動の時とは180度異なる「駆け込み需要の発生」という事態を目の当たりにして、金融市場で問題にされる「無秩序さ」というのは、特別のことではなくて、社会一般に共通する特徴なのではないかと思ったのでした。

 

それからおよそ2週間がたち、ついに大手のチェーン各店からも「牛丼」メニューが消えることになりました。Xデー前日、店の前には長い行列ができ、テレビのニュースでもリポーターが牛丼店から生中継、ついには、出てきたお客さんに、「若き日の牛丼の思い出」についてインタビューまでする有様です。2週間前の時点ですら、十分奇異でしたが、さすがといいますか、こういったことは、やはりエスカレートするものなのだと、改めて思いました。

 

牛丼だけではありません、タイ米が輸入された米不足騒動の時の大行列、そして、「オイルショック」でトイレットペーパーを買うために行列するなんていうのは、もはや奇異というより、滑稽です。「石油がないと困ることといえば、トイレットペーパーよりも他に大事なことが山ほどあるだろう」と今になれば、誰でも思うでしょうが、やっぱり当時は、「トイレットペーパー」が一大事だったわけです。

 

このエネルギーのメカニズムというのは、まったく不可思議です。そのような中、わかっていることはひとつだけ。それは「熱狂」の最中にある人たちに、面と向かって「そんなこと……」と忠告することは、やめておいたほうがよいということ。熱狂のさなかにはバカにされ、挙句、熱狂がさめた後には、冷や水を浴びせた「犯人」にされるのが関の山です。

 

しかしながら、金融市場では、株の暴落や為替の急騰などが「熱狂」によって起こっていても、本人の口さえ堅ければ、誰でも、人の注目を浴びずに人々の反対の行動をとることができます。特に、インターネットなどが発達した現在、金融市場のほうが、バブルについての「自浄作用」が働きやすい場所になっているのかもしれません。

★タカハシくんの2月10日現在の運用評価損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
45,962円
(−4,038円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
64,783円
(+14,783円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
76,462円
(+26,462円)
トピックス・インデックス・オープン
44,480円
(+4,480円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
10,045円
(+45円)
野村MMF
392円
(+392円)
野村MRF    
800,009円
(+9円)

合計
1,042,133円
(+42,133円)

(updated 2/16/04)


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