タカハシくんの投信生活

第60回 「株式市場の意味」

一度は破綻した日本長期信用銀行が、先日、新生銀行として、東証に再上場されました。これを巡っては、「公的資金(税金)投入」の一方、「ハゲタカファンドが安値で長銀を買い叩いて、巨額の利益を得た」という構図で、ずいぶんとセンセーショナルに報道されています。ここでいう、「ファンド」とは、我々の投資できる公募型の投資信託とは異なり、特定、少数の大口投資家向けに設立されたファンドのことです。一般的には、規制の緩やかな外国で設立されるものが多いようです。

 

ただし、「ハゲタカ」悪玉論には、私は基本的には賛成ではありません。もちろん、不公正な商取引は、「ハゲタカ」であろうとなかろうと、いけません。しかし、混乱の中、誰も買値を提示しないとき、通常では考えられない異常な安値であっても、「買い」を入れる人が現れるのは健全なこと。それこそマーケットの効用のひとつといえると思います。「売りたい人が売れる」「買いたい人が買える」が保証されることは、実は非常に価値のあることです。

 

たとえば、トヨタ自動車の「株式」は、私がその株券をもって、トヨタ自動車に行ったとしても、たぶん警備員さんに止められるのがオチで、決して、トヨタは、株券をお金に換えてはくれません。

 

どうすれば、お金にできるのかといえば、株式市場で、「買いたい」という人に売ることで、お金にかえることができます。もちろん、株式には「配当金」を受け取る権利や、株主総会の議決権という価値はあります。でも、換金の必要に迫られたとき、それをすぐにお金にかえられる制度がある(つまり、株式を公開していて、取引所で売買されている)ことにもまた、大きな経済的な価値があるのです。よく「流動性」といわれるのは、この「お金に換えられる」という性質のことです。

 

どうしても、株価や為替を見ると、価格の変動に気になるのは、私も例外ではありません。そこで、「取引されているという事実に比べれば、値段の上下などたいしたことはない!」と考えるのは、ちょっと苦し紛れですが、一片の真実が含まれているように見えます。

★タカハシくんの2月24日現在の運用評価損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
47,047円
(−2,953円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
65,651円
(+15,651円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
74,236円
(+24,236円)
トピックス・インデックス・オープン
45,514円
(+5,514円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
10,274円
(+274円)
野村MMF
392円
(+392円)
野村MRF    
800,009円
(+9円)

合計
1,043,123円
(+43,123円)

(updated 3/1/04)


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