タカハシくんの投信生活

第64回 流動性が高い市場は歓迎すべきこと

株式市場は、あいかわらず活況が続いています。この「活況」という言葉は、主に2つの意味で使われます。ひとつ目は、「株価が値上がりしている」という意味、もうひとつは「多くの取引が成立している」という意味です。

 

ここのところ、値上がりは一服していますが、東証の売買代金の1兆円超の新記録更新が続いていますので、後者の意味では現在も大変「活況」になります。「多くの取引が成立してうれしいのは、手数料が入る証券会社だけなのでは?」と思われるかもしれませんが、それは誤りです。多くの取引が成り立っていて、いつでも自分の持っている株が売れる、現金にできるという流動性が高い状況は、投資家にとっても「株を持っている」ことのリスクが小さく、「株を持つこと」の誘因になります。流動性に乏しい状況のときは、売りたいときに、すぐに売れないかもしれない。売れたとしても、価格が下がって損をするのではないかというリスクが大きくなります。

 

私のような零細投資家が、「流動性」といって思い浮かぶのは、病気になって入院したとき。当面の入院費をすぐに現金にできないと困ってしまう――。

 

一方、投資信託や年金基金といった大規模な資金を運用する人たちにとって、市場で自分たちの保有する株式を売ることができるかは、やはりとても重要なことです。顧客の要望、運用ルールなどで「どうしても売らなくてはならない」こともしばしばあり、その規模は、とても大きいものです。もし、彼らが、「売れないかもしれないから、持たない」という選択をすると、これは明らかに株価にマイナスの影響を及ぼします。

 

「流動性」が十分な市場は、すべての投資家にとって歓迎すべきことだといえます。流動性が高いのはとてもよいことですが、私自身は不必要に売買を繰り返し、それに貢献しようという気はありません。特に投信でそんなことをしたら、手数料だけで資金がそこをついてしまうでしょう。手数料を払いながら流動性を提供してくれている多くの市場参加者の方々に感謝の気持ちをもちつつ、今後も、じっくりと保有を続けるつもりです。

★タカハシくんの4月20日現在の運用評価損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
47,189円
(−2,811円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
62,970円
(+12,970円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
75,684円
(+25,684円)
トピックス・インデックス・オープン
52,373円
(+12,373円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
11,822円
(+1,822円)
野村MMF
392円
(+392円)
野村MRF    
800,016円
(+16円)

合計
1,050,446円
(+50,446円)

(updated 4/24/04)


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