タカハシくんの投信生活
第100回 テレビ局買収、再び
●テレビ局買収、再び
フジテレビとライブドアの一件が落ち着いて、人々の話題から消えかけていたところに、再び新たなテレビ局の買収が持ち上がり、話題になっています。今度は、楽天がTBS株を大量に購入していたということで、「ライブドアの次に、楽天が・・・」という昨年のプロ野球参入を思い出させる展開もあって、世間の注目を集めています。
●なぜ、テレビ局は買われるのか?
この問いに対する私の答えは、「テレビ局は、そもそも儲かるビジネスだからだ」というものです。
例えば、同じく民放のキー局である日本テレビ。今年は、特に巨人戦の人気が低迷し、ゴールデンタイムで軒並み1桁の視聴率という惨憺たる成績でした。また、2003年に汐留に大きな新社屋を建設しましたので、その費用(減価償却費)も利益を押し下げる要因になっています。そして、社員の平均年収は、1400万円超。
この状態でも、今年の4−6月期の純利益は、約57億円、下方修正をした会社の通期予想も、109億円の黒字です。これだけの悪材料が揃ってもなお、100億円もの利益がでるのが「テレビ局」なのです。もし、繁忙期のバーゲンで客数が前年比50%減となったスーパーや百貨店があれば、まず間違いなく赤字になるでしょう。でも、テレビ局は、ゴールデンタイムの視聴率が半分になって、その上、自社ビルを建てて、おまけに社員にあれだけの高い給料を払い続けても、まだ利益が上がるのです。この大きな差は、「社員の才能の差」や「経営者の優秀さ」ではなく、「テレビ局」という事業の環境・性質によるものだと思われます。
ちなみに、今回は日本テレビを例にしましたが、「最近豪勢な自社ビルを建てた」「社員の平均年収が1500万円前後」「それでも利益がでる」というところは、TBSにもフジテレビにも共通して当てはまる特徴です。「誰がやっても儲かるビジネス」に安穏とした経営者。多額の資金を持つ抜け目のない人であれば、この状況を見逃さないでしょう。おそらく、楽天・ライブドアがいなくとも、近いうちに似たようなことが起こったはずです。
●個人の私にできること・・・
ただ、個人の投資においても、「テレビ局」のようなビジネスが安く売られているチャンスを探すということは可能です。(実際、上場のテレビ局は、買うことが可能でした。)実は、「ライブドアの株ってどうなの?」という質問を、私は複数の人から聞かれたことがあるのですが、こちらは、私には判断をすることができません。楽天もライブドアも、彼らの資金の多くは、(株式を発行して投資家から) 「集めたもの」であって、ビジネスで稼いだお金ではないからです。
投資にあたっては、「どれだけ注目を集める会社か」ではなく、「どれだけ利益があがる、儲け続けられるビジネスか」というところが一番肝心だと私は思います。安定して利益があげられるビジネスを安く買うことができれば、個別の企業であれ、特定の業種であれ、その投資は、成功する可能性がとても高いと思います。
★タカハシくんの10月20日現在の運用評価損益
購入ファンド |
基準価額 |
評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 51,067円 |
(+1,067円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 67,907円 |
(+17,907円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 85,782円 |
(+35,782円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 60,638円 |
(+20,638円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 13,744円 |
(+3,744円) |
| 野村MMF | 392円 |
(+392円) |
| 野村MRF | 600,085円 |
(+85円) |
| DKA物価連動国債ファンド(3/10) | 196,750円 |
(-3,250円) |
| 合計 | 1,076,365円 |
(+76,365円) |
(updated 10/25/05)
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