タカハシくんの投信生活
第101回 株価上昇の陰で、円安ドル高
●株価上昇の陰で、円安ドル高
株式市場の活況の陰で、あまり大きな注目を浴びていないのかもしれませんが、ここのところ、静かに円安ドル高が進行しています。米国では、FRB(米国の中央銀行)による利上げなどもあって、金利が上昇傾向にあり、「日米の金利差」を理由に、円安ドル高が進行しているというのが、もっぱらの相場解説です。高い金利で運用できるのであれば、為替リスクをとっても、米ドルで運用したいというニーズはあるでしょうから、それが理由のひとつなのかもしれません。
●「株価」よりも評価の難しい「為替」
株価も、為替も、価格変動があり、その値動きが市場で決まる点は同じです。しかしながら、株価よりも為替のほうが、評価が難しい、つかみどころのないものだと思います。株式は、企業に対する持分ですから、その企業の持っている資産、稼ぎ出す収益がその価値の源泉ということなので、分析対象は明確ですし、1株がその会社のどのくらいの割合の権利であるのかも分かっていますので、これらを分析することで、ある程度、価値の見当をつけることはできます。(それが、当たるかどうかは、また、別問題ですが。)
一方、為替の場合、「金利差」が注目を集めることもあれば、「国の財政赤字」、「その国の景気・不景気」、さらには、「米国大統領選挙」や「戦争」、「石油の値段」などなども、時に為替を動かす原動力となります。 そして、それが、一度注目を浴びるとなると、しばらくの間は、その動向に為替が大きく左右されることがよくあります。
だいたい、いったいどれだけの「ドル」が世の中にあるのか、私には、見当もつきません。公式なデータはあるのかもしれませんが、不法に廃棄されてしまったもの、市場に流通してしまった偽札などなどを考えると、本当の量など、誰も分からないのでしょう。それをいったいどんな割合で「円」と交換したらよいと思いますか?(この通貨の交換比率こそが「為替レート」です。)改めて考えてみると、どのくらいが適当なのか、私にはさっぱり分かりません。不可思議な動きをしたとしても、それが正しいのか間違っているのか、判断することも難しいでしょう。
●分からないものは、ほどほどに
私が外貨に投資する理由は、「円」も、そのつかみどころのない「通貨」の1つなので、1種類だけを集中的に持っているのも、心配だというのが一番です。(といっても、この金額では気休め程度ですが。)為替について、「戦況が注目を集めて・・・」とか「金利差の影響で・・・」という相場解説があったとしても、あまりそれを間に受けて、「金利が上がるだろうから、ドルをたくさん買っておこう」とは考えないようにしています。
今は、「金利差」が旬なテーマですが、来年の今頃、日米が同じ「金利差」でも、いつのまにか他のテーマが旬になっていて、その理由によって、「円高ドル安」になっているということも、十分にありうることです。為替に関しては、あまり狭い視野で、理詰めで考えて行動してしまうよりも、半ば諦めのようなゆとりの心で臨むのがよいのかなと私は思っています。
タカハシくんの11月10日現在の運用評価損益
購入ファンド |
基準価額 |
評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 52,307円 |
(+2,307円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 68,195円 |
(+18,195円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 86,216円 |
(+36,216円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 65,029円 |
(+25,029円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 14,732円 |
(+4,732円) |
| 野村MMF | 392円 |
(+392円) |
| 野村MRF | 600,087円 |
(+87円) |
| DKA物価連動国債ファンド(3/10) | 194,737円 |
(-5,263円) |
| 合計 | 1,081,695円 |
(+81,695円) |
(updated 11/16/05)
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