タカハシくんの投信生活

第85回 高配当ファンドの人気に思う

最近は、配当利回りの高い株式に投資する「高配当ファンド」が人気だそうです。個人的には、「IT株ファンド」や「中国株ファンド」よりは、「好き」で「馴染みやすい」ですし、興味はありますが、でも、「人気だ」と聞くと、ちょっと注意しなくてはいけないなと思ってしまいます。

 

これは、単に私があまのじゃくだというだけではなく、基本的に、「引く手あまた」という状態は、「売る」側にとっては嬉しいことですが、「買う」側にとっては、「競争が激しい」「値段が上がる」ということで、あまり喜ばしいことではありません。

 

「投資信託」についていえば、残念ながら、投資家は、「売る」立場ではなく、「買う」立場なので、「大人気」ということは、「注意が必要だ」というサインだと理解すべきだと思います。

 

これが、もし、投資信託会社に勤めていたり、証券会社で営業を担当していたりすれば、「大人気」、「引く手あまた」はチャンスと捉えて何の問題もありません。これは、別に皮肉でもなんでもなく、立場が違えば、利害は違うものです。たとえば、「たまごっち」(懐かしいですね。)が「大人気」という現象をひとつ取り上げても、この「売る側」「買う側」の損得の法則はあてはまります。「たまごっち」が「大人気」になれば、売る側は、「売り上げはうなぎのぼり」で、その結果「儲かる」わけですから、間違いなく、「不人気」よりも、「大人気」がよいわけです。

 

でも、買う側とすれば、「大人気」になったことで、何がおこったかというと、「長時間並ばないと買えない」、「あちこち探し回らなくてはならない」、「定価より高い値段でないと手に入らない」という事態になるわけです。もちろん、「みんなで熱狂して、並ぶのが楽しいのだ」というのは、ひとつの見識だとは思います。でも、「大人気」で得をするのは、主に「売る側」であるということは、この例でも、分かってもらえるのではないかと思います。

そもそも、投資信託というものは、普段の生活にあまり馴染みのあるものではありません。そこで、少ない情報の中に、「***が大人気!!」というニュースが伝えられると、「***がよいものだ!!」と理解してしまうこともあるのではないかと思います。また、ニュースを伝える側で既に、「大人気=よいもの」という図式で物事を語ることも少なくないように思います。

 

そんなときには、「たまごっちが大人気!」は、「自分にとってお得なのか?」、「自分は買う側なのか、売る側なのか」を頭に思い浮かべてから判断すると、おかしな情報に惑わされることなく、行動できるのではないかなと思います。

タカハシくんの3月8日現在の運用評価損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
46,045円
(‐3,955円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
67,816円
(+17,816円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
80,740円
(+30,740円)
トピックス・インデックス・オープン
51,996円
(+11,996円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
11,720円
(+1,720円)
野村MMF
392円
(+392円)
野村MRF    
600,068円
(+68円)
DKA物価連動国債ファンド(3/10)
198,958円
(-1,042円)

合計 1,057,735円
(+57,735円)

(updated 3/15/05)

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