タカハシくんの投信生活
第90回 ファンドマネージャーは、設立趣意の宣言を!
●注目の「高配当」ファンド
投信資料館の「投信ニュース」や「新規設定ファンド」のコーナーを覗いていると「高配当」をテーマに掲げた株式ファンドの発売が相次いでいるようです。
「高配当」が注目を浴びた理由としては、ライブドアの話題に始まり、「企業買収」が注目されたこと、そして、その企業買収への「対抗策」として、「増配」を発表する企業が増えたことが、ひとつの大きな要因であろうと思われます。東証一部上場企業の配当利回りも、1.26%に達したというニュースも報道されていました。
●「高配当」は好成績か?
しかし「配当が良いから、株が上がるか?」といわれると、その答えは、必ずしも「YES」ではないと私は、思います。そもそも、なぜに、「株式」が発行されるかということを考えると、それは「事業をするために資金が必要だから」です。
もし、せっかく、集めた資金をもとに、事業が順調にいきはじめたのに、配当を出したことが原因で、事業が縮小してしまう、その後の商売がうまくいかなくなるということが予測されるならば、将来の利益のために、配当を出さずに、そのお金を投資に使うという方針も、十分に合理的なものだと考えられるでしょう。
それに比べて、「うちの会社が乗っ取られたら、俺の首が危ない」なんて、後先のことをろくに考えず、急に配当を増やす会社の経営者がいるならば、逆に、いくら配当がよくても、その会社の経営は将来にわたって、かなり不安です。
安定した事業を営んでいて、配当をしっかり出す会社というのは、私は投資対象として好きですが、今、「高配当」という視点で、会社を選び始めると、「後先考えず、とりあえず高配当」という会社を選んでしまうような気がして、私は躊躇してしまうのです。
●ファンドマネージャーは、設立趣意の宣言を!
そこで、ぜひ、「高配当ファンド」を出す投信会社やそのマネージャーさんに要望があるのですが、「配当金によるインカムゲインと株式の値上がり益の両方の獲得を狙います。」なんていう当たり前の解説ではなくて、「なぜ、私(わが社)は、今、これから、高配当の株式に着目して投資しようと思うのか、それにはどういう根拠、考えがあるのか。」という訴えも、ぜひ、パンフレットやホームページに載せてほしいと思うのです。そして、投資家は、それを判断して投資できる環境が整えばよいと思います。
これは、「高配当」というテーマには限りません。プロのファンドマネージャーが「投資判断をする」ことが、その投資信託のセールスポイントであるならば、「株式の値上がり益を狙います」とか「債券からの利息収入を狙います」という説明だけでなく、「〜という理由で、〜から利益が得られると思うので、〜に投資したいのだ」というメッセージはっきりとを伝えるべきだと思うのです。
タカハシくんの5月24日現在の運用評価損益
購入ファンド |
基準価額 |
評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 47,291円 |
(‐2,709円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 66,230円 |
(+16,230円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 79,638円 |
(+29,638円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 49,619円 |
(+9,619円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 11,189円 |
(+1,189円) |
| 野村MMF | 392円 |
(+392円) |
| 野村MRF | 600,070円 |
(+70円) |
| DKA物価連動国債ファンド(3/10) | 202,956円 |
(+2,956円) |
| 合計 | 1,057,385円 | (+57,385円) |
(updated 05/30/05)
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