タカハシくんの投信生活
第92回 コストと投資家保護
●ファンドにかかるコストとは・・・
私がファンド選びで重視するポイントは、これまでにも何度か述べましたが、「低コスト」であることです。そこで、今回は、「ファンドにかかるコスト」について、考えてみたいと思います。当然、ファンドを運営するにあたっては、ファンドマネージャーをはじめとして、バックオフィス、営業の担当者などの人件費が発生します。取引や財産管理のためには、それなりのシステム構築費用や事務コストもかかるでしょう。さらに、ファンドを売る際に必ず交付しなければならない「目論見書」や、1年に1度投資家に送る「運用報告書」の作成・印刷、そして、ファンドの監査を行うにも、やはり費用が必要です。
●「投資家の保護のコスト」
では、その「目論見書」や「運用報告書」の作成、公認会計士による監査が、なぜ行われるかといえば、その目的は「投資家の保護」です。そこには、リスクの説明や運用状況の報告を適切に行い、第三者により、ファンドが適切に運営されているかのチェックすることで、悪質な業者から投資家を守るという思想があります。
平成13年4月に「金融商品販売法」が施行され、顧客保護の観点から業者のリスク説明義務が明示されるなど、「投資家の保護」は、より重視される方向になっています。目論見書の記載も、以前と比べれば、充実が図られています。
●リーズナブルなコストで、適切な保護を!
但し、「投資家の保護」は確かに大事ですが、「リーズナブルなコスト」という条件も、私は同じくらい大事だと思います。基本的に「保護策」の裏側には「費用」が存在します。やみくもに、「保護」を充実させれば、その「費用」は、まわりまわって投資家の負担となります。
例えば、「無免許の子供が運転しても事故を起こさない車」は、「交通安全」の観点で言えば、最良であるといえます。しかし、そのような車を本当に作ろうとすれば、「コストが高くて誰も買えない」、もしくは、「スピードがでないので、不便で、誰も利用しない」ということになるでしょう。ファンドも、「皆が商品のリスクを理解したけれども、そのコストが高く、誰も儲からなくなった」では、存在意義がありません。少なくとも、期待される利益の大部分が、「投資家保護」のコストに消えるようでは、金融商品として、論外です。実は、私自身、これまでの経験で、「これは過剰なのでは・・・」と思うものがいくつかありました。それについては、引き続き次回お話したいと思います。
タカハシくんの6月21日現在の運用評価損益
購入ファンド |
基準価額 |
評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 48,119円 |
(-1,881円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 65,028円 |
(+15,028円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 83,004円 |
(+33,004円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 51,048円 |
(+11,048円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 11,514円 |
(+1,514円) |
| 野村MMF | 392円 |
(+392円) |
| 野村MRF | 600,076円 |
(+76円) |
| DKA物価連動国債ファンド(3/10) | 199,805円 |
(-195円) |
| 合計 | 1,058,986円 | (+58.986円) |
(updated 06/25/05)
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