タカハシくんの投信生活

第95回 投資における2つの評価

●投資における2つの「評価」

いつも、このコーナーの最後には、私のポートフォリオの直近の評価額を記載していますが、投資において、「評価」という問題は、2つの側面を持つ興味深いテーマだと思います。投資家は、「運用成績」という意味では、評価される立場であり、一方で、「投資判断」という意味では、評価する側でもあります。

 

●運用成績の「評価」

「運用成績」の評価は、「時価」をベースに行われます。たとえば、1年前、100円で買った株が、今、株式市場で、150円で取引されていれば、「50%騰がった」という具合です。この「時価」というのは、「同じものを他の人たちは、今、いくらで取引しているか」という値段で、一言でいえば「他の人たちがどう思っているか」という基準です。したがって、きわめて「客観的」な評価だということができます。

 

●投資判断の「評価」

一方、投資判断における「評価」は、全く主観的なものです。ですから、AさんとBさんの「評価」は各々異なっていて当然です。もし仮に、「時価」と自分の「評価」が常に一致するとすれば、超過的な利益を得る投資の機会は発生しないことになります。基本的に、「時価」よりも、「本当はもっと価値がある」と自分が評価するからこそ、「投資する」という行動にでるのであって、「高くも安くもない(ならない)」と思えば、わざわざ投資しようとは思いません。安く買い、高く売ることで、利益は得られるのです。

 

●「時価評価」に振り回されずに!

「時価」が、普遍的に正しいわけではないというのは、バブルの頃のゴルフ会員権の価格や、日経平均8,000円台と大騒ぎしていた数年前の株価を思い出すと、感覚的にも、なんとなく納得できるのではないかと思います。後で考えれば、「異常だったな」と思う値段に出会ったことは、誰にも一度や二度はあるのではないでしょうか。

 

投資は、利潤を得るために行うものですから、「成績(=時価)」は、やはり気になります。でも、「時価」が間違っているときが、利潤を得る大きなチャンスだとすれば、日々、「時価」だけを追いかけて、一喜一憂するのは、得策ではないと思います。もちろん、「他人の評価」と「自分の評価」のいずれがより正しいのかは、「神のみぞ知る」という部分もあるのかもしれません。それでも、「自分で責任を持ち、評価し、行動する」ということが、「投資をする」ということの意味であって、利潤の源泉になるのであれば、自分の評価の「目」を養うことに力を注ぐのが、利益を得るための近道なのではないかと私は思うのです。

 

タカハシくんの8月9日現在の運用評価損益

購入ファンド
基準価額
評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド
49,405円
(‐595円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド
67,920円
(+17,920円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド
84,222円
(+34,222円)
トピックス・インデックス・オープン
52,685円
(+12,685円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー
11,899円
(+1,899円)
野村MMF
392円
(+392円)
野村MRF    
600,079円
(+79円)
DKA物価連動国債ファンド(3/10)
193,968円
(-6,032円)

合計 1,060,570円
(+60,570円)

(updated 08/13/05)

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