タカハシくんの投信生活
続・貸出金利規制を考える
■金利規制強化への動きが加速
今年の2月になりますが、「貸出金利規制を考える」ということで、消費者金融等に対する金利制限の話題を取り上げました。その時の私の主張は、「違法な取立てを厳罰にするのは賛成、でも金利を法律で厳格に定めるのは反対」というものでした。
その後、大手消費者金融業者の違法な取立てに対して、業務停止を含む行政処分が課せられ、業者への非難が高まるとともに、「金利規制強化」についても、半ば既成方針化しつつあるようです。
■長期金利の上昇と貸出金利規制
前回も述べたとおり、金利とは基本的に市場で決まる相対的なものです。今は、低金利ですから、20%でも高金利かもしれませんが、もし国債の金利が10%〜15%になったならば、低利の住宅ローンの金利ですら、おそらく20%に近い金利になるはずです。しかも、「お金を貸す」と一言でいっても、期間、目的、信用力、担保の有無などそれぞれに条件が異なるわけですから、それを一律に、法律で「正しい金利水準」を決めようというのは、まず、技術的にかなり難しい話だと思っています。
それは、ちょうど、「東京から大阪に行く」といっても、深夜バスで、新幹線で、飛行機で、タクシーで・・・と様々な手段があるのに、「500キロの移動ならば、代金は10000円以下にしなさい。」と法律で決めるようなものです。深夜バスの会社は繁盛するでしょうが、航空会社は泣くでしょうし、タクシーは、そんな条件では、絶対にお客を乗せなくなるでしょう。
もし、より厳密な貸出金利規制をするのであれば、最低限、金利上昇に対応する仕組みについては、十分なの考慮が必要になると思います。(個人的に、それは難しいと思うので、厳密な規制には反対ですが。)そうでなければ、金利が上昇した途端に、あらゆる金融に不都合が生じることになると思います。 銀行も含めて、金融機関は、低い金利で調達をして(例えば、預金を集めて)、高い金利でそのお金を貸し出すことで、利益が上げるというのが基本的な仕組みです。市場金利が上昇し、高い金利を保証しなければ預金が集まらない時に、貸出金利が低く抑えられてしまっては、経営は行き詰まることになるでしょう。
■私にできることは・・・
と、ここまでは、私の考えを述べました。但し、私一人が反対しても、おそらく今回の方針が変わることはないでしょう。そもそも、私自身、それですぐに被害を受けることもありませんから、「どうでもよい」というのも、一つ偽らざる感想です。但し、「もし、金利規制が強化されて、金利が上昇したら・・・」と今回述べたような仮説を、頭の中にいろいろ持っておくことは、どこかで役に立つと思っています。
もし、本当にそのような事態が来れば、金融関連の会社が値下がりしたら利益が得られる「ベア・ファンド」を購入しようと検討するかもしれませんし、さらに進んで、その規制によって、銀行などが経営危機に陥るようなことがあれば、「銀行を破綻させるわけにはいかないから、金利規制を元に戻さざるをえなくなる」と考えて、皆が悲観的になっている銀行株に投資するかもしれません。
昨年の流行語の一つに、「想定内」という言葉がありましたが、たくさんの想定を頭の中で組み立てておくことは、投資においても、機会を見つける鍵になると思います。(updated 04/24/06)
| 購入ファンド | 基準価額 | 評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 52,524円 | (+2,524円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 71,519円 | (+21,519円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 87,671円 | (+37,671円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 76,774円 | (+36,774円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 17,402円 | (+7,402円) |
| 野村MMF | 392円 | (+392円) |
| 野村MRF | 600,104円 | (+104円) |
| DKA物価連動国債ファンド | 192,560円 | (-7,440円) |
| 合計 | 1,098,946円 | (+98,946円) |
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