タカハシくんの投信生活
「村上ファンド」と「万馬券」
「投資」と「ギャンブル」が同じであるとは、私は思いませんが、一方で、不確実な将来に関わる決定が必要であり、しかも、その結果大きなお金が動くという意味では、確かに、両者の間に類似するところもあるといえます。
競馬の世界では、100倍を超える倍率の馬券を当てることを「万馬券をとる」と言いますが、投資の世界で言えば、最近話題の「村上ファンド」は、「万馬券をとった人たち」ということになるでしょう。
最近は、ワイドショーでも「村上ファンド」が話題になるほどで、覗き趣味的なものも含めて、世間の関心の的になっています。そして、その中には「大金を一瞬で儲ける奴はけしからん」というような妬みに近い感情が、直接・間接にずいぶんとあるように感じます。
■「万馬券の裏側」
ただし、どんなに特別な人物であっても、一人で万馬券を生み出すことはできません。理由は簡単です。100倍というオッズ(掛け率)は、その人とは違う150、200倍の投票がなければ、そもそもつけられることがありません。大多数の、その人とは違う選択があった時にはじめて「万馬券」が生まれるのです。さきほどの「村上ファンド」の話に戻れば、彼らが着目したように、その企業が持つ余剰資金や有価証券・不動産といった資産に注目して投資する投資家が、もし他にも多くいたのであれば、彼らも今のような利益を得ることはできなかったでしょうし、また、彼らのような投資手法がこれほど世間の注目を浴びることもなかったと思います。
彼らがあれほどの利益を挙げ、また、これほどの注目を集めたのは、彼らが「何かをした」というだけでなく、他の大多数の人たちが「それをしなかった」という事実に支えられているのです。
■皆が見逃しているものを探せ
自分自身の投資ということを考えるならば、彼らを特別視したり、妬んだりすることにあまり意味があるとは思いません。個人的な好き嫌い、また、彼らの行動に賛成できる、できないは、勿論、意見としてそれぞれあると思います。 ただ、投資を考える視点としては、彼らが「特別なことをした」ということよりも、むしろ「大多数の人は、なぜ、それをしなかったのか」という視点のほうが、多くの示唆を与えてくれると思います。
昔からの相場格言にも、「人の行く、裏に道あり、花の山」という言葉がありますが、大多数の人が、「見逃している」、「気がついていない」、「当然のものとしてやりすごしている」といったものを発掘することは、「村上ファンド」がそうであったように、時として、大きな利益をもたらしてくれる可能性があるのです。また、個人的な意見としては、儲かることもさることながら、精神衛生上も、他人を妬むよりも、自分で新たな発見のため頭を使うほうが、健康的だと思います。(updated 05/15/06)
| 購入ファンド | 基準価額 | 評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 50,359円 | (+359円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 70,268円 | (+20,268円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 86,921円 | (+36,921円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 76,774円 | (+36,774円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 17,389円 | (+7,389円) |
| 野村MMF | 392円 | (+392円) |
| 野村MRF | 600,116円 | (+116円) |
| DKA物価連動国債ファンド | 192,922円 | (-7,078円) |
| 合計 | 1,095,141円 | (+95,141円) |
●タカハシくんの投信生活の最新号は投信資料館のメールマガジンでお読み頂けます。
【本を読もう】

