タカハシくんの投信生活
●最近のファンドあれこれ
普段から私は、コスト重視で、インデックス型のファンドを選ぶことが多く、いわゆる「新商品」といったものに目を向けることは少ないのですが、ちょっと気になって、最近の「新規設定ファンド」をつらつらと眺めておりました。
今日は、そこで感じた私の雑感を書いてみたいと思います。
●「分配型」ファンドはまだまだ人気
「グローバル・ソブリン・オープン」で有名になった「分配型」のファンドですが、この人気はいまだ続いているようで、先月、先々月と5本程度の「分配型」ファンドが新規設定されていました。また、「毎月分配」に加え「隔月分配」という商品も増えており、これは、公的年金が2ヶ月に1回なので、年金支給のない月に分配金を出す商品が、年配の方を中心に売れているらしいとのこと。
個人的には、「いつ引き出して使うか」を決めるのは、自分ですればよいことで、いつ分配するかを決めてくれることが価値あるサービスだとは感じられませんし、それに対価(=費用)を払う気もありません。ただ、昔の信用金庫などは、毎月の預金やら少額の引き出しでも、自転車で職員が来てくれるというのが一般的サービスでしたから、そういう意味では、「分配」も、サービスであり、ありがたいと思う人もいるのでしょう。
これについては、「毎月分配」=「毎月儲かる」ではなく、「毎月分配」=「必ず一定額受け取れる」でもないということさえ理解して選ぶのであれば、まあよいのではないかというのが私の率直な感想です。自分で買うことはないと思います。
●「地域応援」ファンドの新規設定も多い
もう一つ、多かったのが「地域応援」ファンド。「販売会社=地方銀行」で、その銀行の地盤の地域を投資先にするファンドというのがよくあるパターン。「金儲け」はうしろめたくても、「地域の応援」だとお金を出しやすいというのはあるかもしれませんが、逆にそのあたりの曖昧さが、私はあまり好きではありません。そして、地方銀行=地域企業への大口貸し手だったりすると、場合によっては、債権者と出資者ということで、銀行と投資家の利害が対立することもありえます。穿った見方をすれば、株式の持合に耐えられなくなった銀行が、一般の投資家から手数料をとった上で、放出したい会社の株を買い支えさせている構図にも見えます。
企業を評価し、応援のためにお金を出すのは、銀行本来の役割ですから、それを他人にやらせて、手数料だけもらいたいというのは、ビジネスとしての志もあまり高いとはいえない気がします。こちらも、いくら新商品が出たとしても、私が投資することはないでしょう。
ということで、今回は、あまり魅力的な新商品には、出会えませんでした。個人的な期待としては、突飛なアイデアやちょっとあざといマーケティングの匂いがするような商品ではなく、運営に工夫を重ねてコストを抑え、良いパフォーマンスを上げてくれるファンドが、「良いファンド」だと思います。
そういった面での「ブレークスルー」を期待しつつ、また、たまには新商品の観察をしてみようと思います。(updated 11-28-06)
| 購入ファンド | 基準価額 | 評価損益 |
| ノムラ外貨MMF USマネー・マーケット・ファンド | 54,107円 | (+4,107円) |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 75,668円 | (+25,668円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 94,010円 | (+44,010円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 78,379円 | (+28,379円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 15,473円 | (+5,473円) |
| 野村MMF | 392円 | (+392円) |
| 野村MRF | 590,500円 | (+500円) |
| DKA物価連動国債ファンド | 194,328円 | (-5,672円) |
| 合計 | 1,102,857円 | (+102,857円) |
●タカハシくんの投信生活の最新号は投信資料館のメールマガジンでお読み頂けます。
【本を読もう】

