タカハシくんの投信生活

もっともらしい『相場解説』にご注意を

対ユーロの円相場が下落を続け、つい1ユーロ=160円を突破しました。もちろん159円と160円とは、1円の違いでしかないわけですが、10進数の数字に慣れ親しんだ私を含めた多くの人にとって、“大台に乗る”というのは、実態の数字以上に、シンボリックな意味があると思います。日経新聞のマーケット欄ならともかくとして、一般紙の1面に、「1ユーロ=158円に」とはなかなか載りませんから。

 

これまでは、ユーロMMFの保有で、この円安ユーロ高の為替差益と高金利を享受できましたが、今後については、正直よく分かりません。判断としては、“中立”なので、買い増すこともなく、売ることもなく、しばらく放っておこうと思います。ただ、最近の円安について、盛んに“円キャリートレード”(金利の安い円でお金を借りて、それをユーロやドルに替えて、運用を行なう)のせいだという解説があちこちであるのですが、これについては、私は「怪しいのではないか?」と思っています。

 

そもそも、市場における値段というのは、最終的に“需要と供給のバランス”であって、個々の売買の思惑は人それぞれです。あまり、もっともらしい相場解説が広くいきわたっている時というのは、えてして、それが実態のない“神話”であることが多いように思います。たとえば、株価低迷期には、“持合解消”、“厚生年金の代行返上”といった理由が盛んにとりあげられていましたが、今となってはそんな話を耳にするこ
とはありません。

 

振り返ってみて、“要因”がなくなったから“株価が戻った”のか、“株価が戻った”から、“要因”が取りざたされることがなくなったのか・・・。私の実感では、株価の反発局面で、“持合解消”がなくなったから、“代行返上”が減ったからという相場解説は、あまり耳にすることがなかったような気がしますし、そうすると、後者なのではないかと思います。

 

相場の格言に、「知ったら終い」などという言葉もありますが、誰もが納得して動いてしまいたくなるような“理由”が喧伝されてしまえば、それ以上追随する人が現れず、流れが逆流するということがよく起こります。専門家の説得力のある説明というのは、心動かすものがありますが、素直に聞いたからといって、必ずしも得をするとは限りません。個人的には、「相場解説」というのは、他人の噂話と同様で、「話半分」に聞くべきではないかと思っています。(updated 4-15-07)


タカハシくんの4月14日現在の運用評価損益
購入ファンド 基準価額 評価損益
ノムラ外貨MMF  USマネー・マーケット・ファンド 55,531円 (+5,531円)
ノムラ外貨MMF  ユーロマネー・マーケット・ファンド 80,764円 (+30,764円)
ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド 103,612円 (+53,612円)
トピックス・インデックス・オープン  88,042円 (+38,042円)
PRU国内株式マーケットパフォーマー 17,383円 (+7,383円)
野村MMF 392円 (+392円)
野村MRF     591,025円 (+1,025円)
DKA物価連動国債ファンド 194,139円 (-5,861円)

合計 1,130,888円 (+130,888円)

 

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